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ポーラメーターのエア・・・・

ポーラメーターとは?

ポーラメーター。
なかなか聞き覚えの無い物ですよね。
ポーラメーターとは、これ。

天体望遠鏡などを販売している、「ビクセン」の商品
これは、ポータブル赤道儀に使用するのですが、
赤道儀は、簡単に言うと動く星を追う機械。
この赤道儀を北に向けて合わせないと、星を追うことができません。
その際に必要なのがこのポータメーター。

赤道儀の傾き・方向・水平を見ることができます。
ただ、長年使っていると、コンパス部分に、エアが入ったり、
元々ではありますが、動きが遅い・・・北に合うまでに時間がかかる。。。
エアが入ったら、これまた正確な動きをしない。。。さてどうしようか。。。

ポーラメーターの改良

星撮りをしている友人でユーチューバーでもある方に相談。
「コンパスを交換してる人がいるよ」って情報を。
さて。では交換しますか!
まずは、ポーラメーターからコンパスを外す。

この赤い部分に少し凹みがあり、ここに小さなマイナスドライバーなどを入れて
コジルとコンパスが外れます。
両面みたいなもので固定されているので、本体を常温にしてからがおすすめ。

外した、コンパス。エア入ってるでしょ。。。。これを測定。

46mmあります。
46mmぐらいのコンパスは「SUUNTO A-30」が丁度いいらしい。ので
ポチッとします。4000円ぐらいです。
他に必要なのは、「プラ板1mm」これは高さ調整に使います。
接着剤は今回はプラモデル用の「タミヤセメント」これでいいのかは
わかりませんが、プラスチックを合わせるのには、最適かと。
そうしたら、プラ板を直径46mmの円にカット。これを3枚。

1mmってハサミでカットできます。
3枚できたら、これをセメント使って合わせます!
他に4mm四方の四角を8枚作ります。これは、2枚1組で合わせておきます。

北と南になる正確な位置に、貼り合わせた4mmの四角いプラ板を貼り付けます。
そして裏がわにも同じ位置に貼り付け、裏は、外枠から約1〜1.5mm短くカット。
裏面の両側を。
ポーラメーターの中に溝があるので、ここに合うようにします。

この両面テープは剥がしましょう。剥がしにくい時は、布ガムテープを貼って剥がしてを繰り返すと綺麗に剥がれます。
プラ板の位置や、外周が合わないようならペーパーで入るように削ります。
そして、剥がした両面テープの場所に新たに、新しい両面テープを貼る。
薄い物がいい。

届いた、SUUNTOのA-30をバラします。
コンパスは、二段階の爪で固定されていますので、
裏がわの内側の爪を優しく外して、中心のコンパスが外れたら、
外周の夜光部分を外します。

必要なのは、左の2つ。
まずは真ん中の円とプラ板を合わせてみます。

右がエア入ったコンパス。
左がSUUNTOのコンパスの底にプラ板3枚を合わせた物。
これで丁度高さもあいます。
合わせたら、次に北と南側に取り付けた4mmの四角いプラ板を合わせます。

丁度ここに凹みがあり、コンパスがずれなくなります。

反対側。

これを北と南をうまく合わせながら、ポータメーターに貼り付けます。
ここで位置がズレると大変。。。
プラ板と夜光の円がズレるのが心配なので、
一応、ポータメーターにはめてから、内側から軽く、
接着剤で固定。
そして、乾いたら、中心にSUUNTOのコンパス本体をはめ込みます。

ニューポーラメーターが完成しました!
さすがSUUNTOです。コンパスの動きが早い。
そして、夜は外まわりと北を向いている赤い矢印の両端も光るので、
合わせやすい!
そして、中心は動かすことも可能。

最後に

ポーラメーターを買い替えか〜と思っていましたが、
同じ物を買っても、方角が合うまでに時間がかかるし、
4000円ぐらいで交換できるからこれはおすすめできます。
ちなみにポーラメーターも4500円ぐらいで買えちゃいますが。
オリジナルっぽく作るのもいいかと思います。

実は、今回。私がもう10年使っているポタ赤にがたつきがでて、
「今回こそ買い替えか」と覚悟し、一応分解してみるか。と
最初のふたを開けると、ここに六角のネジが、ここがゆるゆるに
なっていて、締め込んだら、ガタつきもなくなり、
相棒はまだまだ現役で頑張ってくれそうです。

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