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#34 本は、本当に港だ

11月24日(金)

「本は港」の前夜祭イベントに当選したので行ってきた。
「本は港」というのは、神奈川県内で活動する小さい出版社やいわゆる「独立系書店」が集まるブックイベント。今回が第2回となる。
第1回は、イベントが終了してからインスタでフォローしている「道草書店」さんの投稿で知り、次こそは行く!と心に決めていた。

仕事を終えて桜木町のスープストックで昼食兼夕食を掻き込み、会場のSTORY STORY YOKOHAMAに向かう。よくあるパターンで、1列目を空けて2列目から席が埋まっていたので、ギリギリに到着したにも関わらず最前列に陣取る。(わたしは最前列が全く嫌ではない。むしろ好き。)

書店員さんによるビブリオバトルを見ながら、ビブリオバトルはやっぱりやる方が楽しいなぁと思う。
勤務していた小学校で図書委員会の子たちが企画しており、よく参加していた。
「先生、ビブリオバトルに出るよ」と担任していたクラスの1年生に伝えると、「誰と戦うの?」と尋ねられたことも懐かしい思い出。YouTubeで高校生や大学生の決勝ステージを見て語り口を研究したり、喋る内容が時間内に収まるようにキッチンタイマーを使って(当時はスマホを持ってなかった。)練習したり…と、かなり本気でやっていた。

11月26日(日)

「本は港」の2日目に参加。
ちょうどよい広さだった。出店者さんともお話しながら購入できた。
文フリぐらいの規模になるとぐったりしてしまうので、これくらいがちょうどよい。行きたい書店が増えたので、Googleマップの行きたいところリストにどんどん加えていく。
文フリのときと同様、予算を決めて千円札に崩して行ったのに、PayPayやクレジットカードが使えるところもあり、ついつい緩む。案の定、予算オーバー。
事前にチケットを買っていた午後のトークイベントまで時間があったので、近くのドトールで買ったばかりの本を読み始める。オフィス街にあるからか、ドトールの全ての席が1人用。

それにしても「本は港」という名前が本当にぴったり。
港に船や荷物、人が集まるように、本のある場所にはいろいろな出会いがある。わたしはここで知った新しい本屋さんを、近いうちに訪ねるだろうし、旅をするかもしれない。そこでまた新しい繋がりが生まれそう。

6冊購入しました。

トークイベントは「開店1周年のこれまでとこれから」というテーマで、「本屋象の旅」の加茂和弘さんと「海と本」の鎌田圭佑さんが登壇する回に参加した。
こちらもいちばん前の席が空いていたので、iPadにメモを取りながら熱心に聞く。
本屋を出す場所をどうやって決めたのか、お客さんとのコミュニケーションの取り方、横の繋がり、ひとり書店としてのワークライフバランス、発信する上で気をつけていることなど、興味深い話ばかりだった。
お二人とも口を揃えて「対人関係のストレスは全くない」と言い切っていた。
一人でやっていると簡単に休めないなど大変なことはあるだろうけれど、他人に煩わされることはあまりないだろうしなぁ。

質問コーナーで、「今は高校教員だけど35歳までには本屋を始めたい」と話していた男性がいた。終了後に名刺を渡して、「わたしも元教員です。開業するときにはぜひストーリーを描かせてください」と伝えてきた。
紙の名刺があと数枚しか残っていない。今まで印刷を頼んでいたところは、日本から撤退してしまったので、また新しいところを探さねば。そして中身もアップデートしたい。
もうデジタル名刺だけでもいいかなと思ったこともあったけど、本人に会えないときに「これを渡しておいてください」ということがやりにくいので、さっと渡せる紙の名刺もまだまだ必要。

11月27日(月)

ブラックフライデーだからと、浄水器と夫の誕生日プレゼントをAmazonで注文した。もともと買おうと思っていたものだけど、踊らされているようですこーし悔しい。

文フリで購入したある人の日記本を読了。次女の10歳の誕生日、という日の日記の中で「これで次女もティーンの仲間入りで、それだけで満足そうにしていた」という記述があった。
10代=ティーンじゃないんですよ、英語で語尾がteenで終わる年齢だから13歳からがティーンエイジャーですよ、と教えたくなる。こういうのって元教員だから?
すぐに間違いを指摘したくなるのがわたしのよくないところだ。

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