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#25 パーソナルジムでインタビュー、そして体験トレーニング

9月18日(月)

夫の両親の金婚式を祝う食事会。
5歳の甥っ子の語彙に「鎖骨」という単語があって驚く。どこで覚えたんだろう。

帰りにお寺へ寄る。どんなに暑くても、お彼岸のあたりにちゃんと彼岸花が咲くことの不思議さよ。
彼岸花を見ると「ごんぎつね」を思い出す。教員時代は4年生を担任することが多かったので、「ごんぎつね」は何回も教えた。音楽劇もやったなぁ。そういえばあのときの台本や音源はどこへいったのだろう。
着物の白と彼岸花の赤の対比、彼岸花が踏み折られたことが暗示する悲劇性など、教材分析をした日々が懐かしい。

常泉寺

9月19日(火)

インタビューが夕方からなので、それまでは予定なしの日。
読もうと思っていた本を読み、その本に関連するイベントのアーカイブ動画を視聴し、メルカリで売れた本を発送しに行く。

最近よく買うアイスはこれ。子どもの頃からあった気がするが、特に好きなアイスでもなく、大人になってからはあまり食べたことがなかった。ところが友人と一緒にコンビニに立ち寄ったときに勧められて食べてみたら、かなり進化している!味だけでなく、歩きながら片手で食べるのにちょうどよいパッケージも便利。
こういうことって他にもありそう。自分の中では昔のままイメージや評価が止まってしまっているけれど、実際はものすごく進化しているというもの。

クリーニングの保管&宅配サービスを頼んでいるところから「仕上げ品の返却まで1ヶ月となりました」というお知らせメールが届く。こんなに暑いのに、コートのことなんて考えたくない。10月にまだコートは必要ないだろう。来年は返却時期をもっと遅くしよう。

本日のインタビューは、パーソナルジムのトレーナーさん。
事前リサーチの段階で同じ双子座ということが分かり、「絶対気が合う!」と安心してインタビューに臨んだ。そもそも初対面で少し話をしただけで、手描き人生マップの制作を依頼してくれたのだから、向こうも何かピンとくるものがあったはず、と信じる。
「国旗を見て国名を当てる」という特技の話になり、いちばん好きな国旗としてセイシェルを教えてくれた。確かにかっこいい国旗。左下から放射状に5色に塗り分けられていて、シュッとしている。
「あー、セイシェル諸島の…」
と言いかけると
「ご存じなんですか?」
と驚かれる。
わたしより20歳ぐらい下の彼は、もちろん松田聖子の「セイシェルの夕陽」は知らないのだろう。

インタビュー終了後はトレーニングの体験もさせてもらった。
かっこいいマシンの前にいるだけで、自分が強そうな人に見えてくる。写真も撮ってもらう。知らないことを、自分よりうんと若い人から教わるのは楽しい。

9月20日(水)

昨日のトレーニング体験、そんなに激しい動きをした覚えはないのに、筋肉痛がすごい。効いている。
いつもとは違う部位に痛みを感じる。さすがプロのトレーナー、と1日経ってから改めて感じる。

朝刊の見出しに「教員志願止まらぬ減少」の文字を見つける。
メディアが取り上げれば取り上げるほど、教員志望者の不安を煽っているような気がする。
かといって、この問題に対する解決策が浮かんでいるわけでもなく。
教育現場を離れて3年目になるのに、自分は現場から逃げ出したという後ろめたさがいつも付き纏う。元同僚ともすっかり疎遠になってしまった。

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