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続・石見神楽とダンス・ダンス・ダンス

前回書いたnoteでの、しまね伝統芸能祭でのオープニングを飾った作品『SHOKI -鍾馗-』ライブ配信みました!その感想です。

しかし、すっかり見入ってしまって画面キャプチャとかに全く気が回らなかったので、画像は無し。自分がオンタイムでツイートしたものを辿りつつの感想になります。ご容赦を。

【追記】アーカイブが見られるようになったので、画面キャプチャを入れてみました!

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…と、勢いで途中まで書いたものを、またまた2ヶ月間温存させたままになっていました…。が、なんと明日(2020.11/23)しまね伝統芸能祭のクロージングということで!!またこの『SHOKI -鍾馗-』が演じられるとのこと!さらには、明日のクロージングが終わった後に、動画はアーカイブで見られるようになるとのこと!!だったら、今が公開のベストでしょ笑

ということで、2ヶ月前の感想をそのままお送りします。ご興味出た方は、明日の公演には間に合わないと思いますが、是非是非アーカイブでご覧ください!!(アーカイブのURLが分かり次第追記します)


【追記】アーカイブはこちらです!!↓↓↓


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さて、2020年9月12日の14時からのYouTubeでのライブ配信に合わせて、お隣に住む義父母を誘って我が家でiPadでの鑑賞会。しまね伝統芸能祭のチラシPDFをプリントアウトして義母(島根県益田市出身)に渡し、ひとまずの前知識。

しまね伝統芸能祭B2ポスター0805(サイズ小)

「こんなんやってるんやねえ」と感心しきり。そのオープニングを飾るのがこないだおかんの実家の島根の神社で偶然お会いした 藤田善宏さんなんだよ!すごいよね!

藤田さんは開演前にこんなツイートをしていました。臨場感ある!グラントワいいな〜!行きたかった!

そして会場では新型コロナウィルス対策のための注意をアナウンス(ライブ配信始まっています。会場の座席から緞帳の降りた舞台を写しています)。お客さんを50%以下の入りにしたのはもちろん、出演者スタッフともにPCR検査をしての徹底ぶりだったそうです。

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と、その前に。

石見神楽の演目のひとつである「鍾馗」。「しょうき」と読みます。

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そしてこれは配信を見た後に調べたのですが、こちらの演目のあらすじはこういうことだったそう。↓

鍾馗は唐冠を被り茅の輪と十束の宝剣を持ち、 病魔を司る疫神(鬼)を退治します。 石見神楽では特に重厚な風格を持つ舞で、 一番の花形の舞です。 この演目は、 唐の「鍾馗」の物語と能「鍾馗」、 須佐之男命(すさのおのみこと)と蘇民将来(そみんしょうらい)との「茅の輪」の故事が合体したものといわれています。

(出展:鍾馗 | 石見神楽公式サイト)

なるほど!SHOKI様は、疫神と戦う神様!(理解)

そういう超基本的な前知識も全く無しで見はじめてしまっていました笑

が、そんな私でも楽しめた配信の感想を、当時リアルタイムで書いてたTweetを交えてお楽しみください。かなりネタバレありなので、これから見る人はご注意くださいね。(ただ当時の記憶で書いてるので流れや解釈など間違っているところも多々あると思います。ご了承ください)

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初っ端は厳かな太鼓と笛の音で始まり。普通に石見神楽が始まるよ〜と思いきや…

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はじまりました!ステージの真ん中にあつらえられた台の上に太鼓と笛の方が座って演奏していらっしゃいます。普通に石見神楽が始まった!このドンドンチッチの音はよそ者ながらもドキドキワクワクします!

そこへ一人の女性が現れます

一人の女性がベッドに横たえられていて、何やらキラキラした銅色の風船を持った何かたちが女性の周りを怪しくウロウロしています。女性の動きもぐねぐねし出してやばい。苦しそう。なんだかいわゆる"コンテンポラリーダンス的"な動き…。(おとん、おかん付いてきてるか?!と心配しつつ笑)

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風船を持った銅色の何かたちは女性を囲んで黒いひもで絡みとるような動きを見せます。気持ち悪い!きっとあれ、疫病をイメージしたやばいものだわ。(ツイートでは"コロナ"って書いちゃってますが)

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このときのドクターの動きはちょっとコメディータッチで面白かった。

ドクターが顕微鏡を覗くたびに、スクリーン(だったかな?)に疫神が荒れ狂い踊る様が映ります。レンズ越しのうまい表現だな〜!と。わかりやすい!おとんおかんも理解!

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そこに巫女みたいな美しい女性たちが現れて、神召喚!って動きでした。クラシックバレエを見ているかのよう。本当素敵でした。

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白が良いもの、黒が悪いもの。藤田さん扮する白いひとが鍾馗の魂、悪そうな黒いひとは疫神の親玉の魂というイメージで見ていました。これぞ伝統芸能石見神楽とコンテンポラリーダンスのコラボ!

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口上などは本来の石見神楽の「鍾馗」と同じものを語っていました(多分)。疫神の親玉は、「子供や年寄りは踏み潰し、元気な奴らには体に張り込んで引き裂いちゃうぞ!」的なことを言っていたような。怖すぎる。


私は見逃したけど、藤田さんの方の動きにはぴねすダンスっぽい振りがあったとしたらコンセプト的にもあってる笑


舞い踊るたびに長い金髪がスローモーションのように残像で見えて、キラキラしかったです。衣装もメイクも格好良かった。あの口を覆う三角の白い薄布も神秘的だった。

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神々しい白いものたちと、毒々しい黒いものたちが舞い踊りながら戦います。それぞれの背中合わせでの対比表現が臨場感あってドキドキしました。

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ついにショウキの白い輪っかを持った白藤田さんが(他に言い方無いんか)疫神の親玉を捉え、白い輪っかを頭からかぶせました!超しんどそう!が、しぶとい!苦しむ疫神親玉、倒れそうでなかなか倒れない!しかしあの衣装重そうだ…

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ちなみに白い輪っかですがこんなやつです↓(写真は私が島根の神社で見たときのものです) ミニチュアサイズとかお土産になってないのかな?欲しい〜。門口に立てたい。

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ついに疫神の親玉をやっつけ、よろこびの舞がそれはそれは美しく繰り広げられました。会場いっぱいが幸福感に包み込まれ…

この世もこんな風にはぴねすを実感する時が来るのかな…来るといいな…

そんな気持ちになりました。

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ブラボー!!!パチパチパチ!!!

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(こんなちっちゃい画面で見ててすみません)

私も手持ち茅の輪欲しい!!笑

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いやほんとに。ライブ配信自体のクオリティもすごく高かった。カメラ何台あったんだろう?スイッチャーも見事だったし。舞台の音響もライティングも、美術も、衣装も、すごく良かったな〜。

そしてもちろん、この演目を選ばれていまこの作品を演ずるということへの、ダンサーとしての祈るような想い、、それが一番グッと伝わって来ました。


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藤田さんからもレスをいただき、嬉しいです!


今松江に向かっているみたいですね。


クロージング公演、ほかも、超面白そう!!!

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また公演のアーカイブ動画のURLが分かりましたら、こちらに追記しますね。いつかまたライブで観たいです。来年は行けるといいな。

【追記】アーカイブはこちらです!!見るべし!!↓

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藤田さん…めちゃイケメンじゃないですか…

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おしまい

(ありがとうございました!!たくさんの方にこのダンスを見ていただきたいです!!)










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