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勉強のあれこれ…

運動関係の記事が続いているので、そろそろ勉強について書いていきます。
「勉めを強いる」と書いて「勉強」ですが、漢字の雰囲気といい、発音といい、とても堅苦しい表現になります。

学生時代は、勉強している人がいると「あいつは真面目だ」「勉強していて偉いね」と言われることもありますが、その一方で、沖縄では真面目な子に対して「まーめー」という勤勉さを揶揄するような方言もあるようです。(私からすると、誰かが何かを学ぶことに対して、とやかく言うのもナンセンスだと思いますが…)

ただ、教師という職業柄、勉強の話題は避けては通れないので、今回は「勉強したいけど、何をして良いか分からない」という人向けです。

【まず、何かに興味を持つために】

ジャン・ギットンはマイナーな作家ですが、
物事の考え方、整理の仕方について良くまとめています。

知りたいという動機は、すべて『驚異』から始まる。

ジャン・ギットン 著「新しい思考術」より

確かに、子どもが何でも吸収できるのは、未知の世界に対して、まず「驚き」があり、そこから「もっと知りたい!!」というプロセスを経ることで、学習意欲に結び付きます。

大人になると、物事に興味を失い、または知ったかぶりをしてしまうことで
「驚く」という初動が抜けてしまいます。このことから、勉強するためには
まず、「驚く」というあの頃の気持ちを思い出しましょう!!

【私の場合】

初めて夢中になった漫画です。当時、中学1年生でした。

漫画ですが、私のように三国志が勉強のきっかけになった人は珍しくないと思います(特に男子)。今からおよそ2000年前、男たちが中国大陸の天下統一を目指すわけですから驚きです。現代でも史実に基づき、小説、漫画、ゲームといったカルチャーとして残っていることに驚異を感じます。

話は戻しますが、勉強のきっかけというのは、ちょっとしたことなのかなと思います。
 三国志を読む
→戦での兵の動かし方、人の心の掴み方に興味を持つ
→兵法について勉強する
→中国だけではなく他の国の歴史に興味を持つ
→古代ギリシャや日本の戦国時代について勉強する
→……

歴史を学ぶだけでなく、様々な分野に目を向けることで、学習の幅がストレスなく拡大していくと思います。

【勉強したことを定着させるために】
私が高校生の頃、学校で物理の先生が「勉強の仕方について」話してくれました。

「『学ぶ』にあたって、『イチゴジュウスの原理』がある。人に教えてもらうことによって一割が理解できる。自ら勉強することで五割が理解できる。それでは、十割…つまりすべてを理解するにはどうすれば良いか…それは、人に教えることにある。教えることで、自分がどこが分かっていて、どこが分かっていないかが明確になる。

とある高校の物理の先生の授業より
教える側になると、つくづく納得できます。

上記の図にもありますが、インプットしたことをアウトプットする習慣は、学習過程で理に適っていると思います。

【座学の注意点】
一方で、「勉強しても、結局、実社会に結び付かないので、意味がない」「やはり頭ではなく行動で示す」という言い分もあります。これは当人の環境にもよりますが、事実です(何事も否定から入ってしまえば、やらない言い訳になってしまうので…)。「論語読みの論語知らず」という言葉もある通り、知っていながら実行しないというのは知らない方がマシだったりすることもしばしばです。
要するに、講義や授業などを受けて満足しては駄目です。そこから自学自習だけでも足りません。学んだことを実行して行きましょう。

まるで、作者である秋本 治先生の伝えたいことを
両津勘吉が代弁しているようです。

【大人になったら何を学ぶべきか】
とは言ったものの、大人になれば、人生の残り時間を考えるようになり、勉強も実用的なもの、いわゆる実学をやっていきたいものです。おススメなのは、私がやっている分野は以下3つです。
1、健   康:医学について
2、将 来 性:お金について
3、社 会 性:法律について
日頃、数学を教えていながら、自分の勉強が止められないのは、これら3つが私の人生を前向きにしてくれるからです。

今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。最近は「スキ」や「フォロワー」も徐々に増えているので、励みになっています。今後もよろしくお願いします。

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