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不動産業界におけるSDGs

SDGsの実践イメージを具体的に描きやすくするため、様々な業界におけるSDGsの情報をご紹介していきます。
現在その業界に身を置いている方だけでなく、今後のキャリアを考えている学生や社会人の皆さんにとっても、参考となれば幸いです。


今回のテーマは、「不動産業界」です。
私たちの生活基盤でもある不動産ですが、人口減少社会に突入した日本においては、持続的なまちづくりを考える上で最も重要な業界の一つです。

不動産業界では、不当な取引も少なからず横行していましたが、世間全体の不動産に関する知識が底上げされたこともあり、今後はより公正な取引が期待されます。不動産業界へ新規参入するプレーヤーも増えるなど、業界の新陳代謝も活発です。
住宅市場においては、新築住宅市場の成長は鈍化する一方で、中古住宅市場が拡大しており、既存住宅へ新たな価値を与えるリフォームやリノベーション、改修工事等の需要が高まりつつあります。これまでの住宅のスクラップ&ビルドでは、解体時に大量の廃材が生まれ、新築時には新たな建材等が必要となることから、環境の側面から強く懸念されており、新規着工件数が今後伸び悩む要因ともいえます。

一方、人口減少や人口流出に起因する空き家問題は、コロナ禍を経て深刻化しています。管理が行き届かなくなった空き家の増加は、治安悪化など周辺環境への悪影響も懸念されます。少しでも事態を好転させようと、地域おこしの一環でまちづくりに注力する地域も増えてきました。この動きの中でも、不動産会社の役割は欠かせません。

気候変動をはじめとした災害激甚化への対策も必須です。近年の大型台風やゲリラ豪雨、地震や津波による影響など、住宅や建造物への被害は年々大きくなってきています。建物被害の回避だけでなく、そこに住まう人々の安全確保も重要です。

生活基盤として社会に与える影響が大きい不動産業界として、今後の機会やリスクをしっかりと見定めて活動していくことが大切です。


不動産業界に携わる方で、より詳しく知りたいという方は、お気軽にご連絡ください!

中小企業経営・ライフキャリア長期戦略パートナー
合同会社エネスフィア 加藤直樹
https://enesphere.co.jp/

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