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神仏業界におけるSDGs

SDGsの実践イメージを具体的に描きやすくするため、様々な業界におけるSDGsの情報をご紹介していきます。
現在その業界に身を置いている方だけでなく、今後のキャリアを考えている学生や社会人の皆さんにとっても、参考となれば幸いです。

今回のテーマは、「神仏業界におけるSDGs」です。

神社や寺院など神仏業界は、あり方そのものがサステナビリティと言えるかもしれません。
日本古来の宗教である神道では、自然の循環について考え、実践されてきた文化があり、仏教においても、古来より人々の精神的なよりどころとされてきました。他にもキリスト教など様々な宗教はありますが、ここでは業界で働く方々としてSDGsを事業活動としてはどうとらえることができるのか、という観点で述べていきます。

・世代を超えた地域住民のよりどころ
地域に暮らす住民の方々、とりわけ経済的・環境的に脆弱な立場にある方々に対し、精神的なサポート(心のケア)を通して、生きづらさを解消しています。地域住民への炊き出しやフードバンクのような物品提供など、活動の濃淡はあれど、近年活動が増えてきており、新たな役割としても見直されてきています。

・強靭な地域社会を実現する拠点
気候変動に直面している世の中、地域社会の強靭性(レジリエンス)は強く求められています。多くの寺院や神社は災害時の避難場所として活用されるケースが増えてきました。

・地域の文化財として伝え続ける資産
長い歴史の中でこれまで語り守り継がれてきた古い建物・品物や習慣・生活文化などが、神仏関連の拠点には詰まっています。ターゲット11.4にもつながる文化財の保護保全が重要です。

神仏業界は、地域社会の拠りどころとして、現世代や次世代を精神的な側面から育て支える役割を持っています。社会性に富んだ業界だからこそ、改めて社会における役割を見つめ直すことが、今後の不透明な時代における力を発揮する大きな機会となります。


神仏業界に携わる方で、より詳しく知りたいという方は、お気軽にご連絡ください!

中小企業経営・ライフキャリア長期戦略パートナー
合同会社エネスフィア 加藤直樹
https://enesphere.co.jp/

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