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観光業におけるSDGs

SDGsの実践イメージを具体的に描きやすくするため、様々な業界におけるSDGsの情報をご紹介していきます。
現在その業界に身を置いている方だけでなく、今後のキャリアを考えている学生や社会人の皆さんにとっても、参考となれば幸いです。


今回のテーマは、「観光業」です。
観光業は、コロナ禍により最も打撃を受けた業界の一つです。
2020年初頭までは、クールジャパン戦略や東京オリンピックの期待感を受けて、特にインバウンド需要が拡大していましたが、コロナ禍をきっかけに、一気に縮小しました。
世界に目を転じても、かつては世界GDPや雇用の10%を超える基幹産業と言われていた観光業界でしたが、観光関連事業者の多くはあえなく他業界へ流出・撤退し、残った事業者が、各国内需要でしのぎを削る状況です。

一方、これまで世界各地で観光客が急増してきたことで、観光地の地域住民の生活や自然環境への悪影響が懸念されていました。観光地を「大量消費」するようなオーバーツーリズムに対する反省がなされ、今ではマイクロツーリズムやサステナブルツーリズムなど、持続可能な新しい観光の形に変わってきています。

SDGsにおいては、複数の目標にまたがって、観光に関するターゲットが散見されます。
持続可能な観光を促進する(8.9)ことで、都市および地域開発の強化と良好なつながりを支援し(11.a)、地域振興や雇用創出を行ないつつも、遺産などの保護保全(11.4)や地域資源への影響度把握(12.b)が求められています。

ようやく、コロナ収束の兆しが見えてきたところで、早急な復興が望まれています。日本として観光立国再興は重要な柱とされており、これまでの観光業のあり方を大きく変えるチャンスです。


観光業に携わる方で、より詳しく知りたいという方は、お気軽にご連絡ください!

中小企業経営・ライフキャリア長期戦略パートナー
合同会社エネスフィア 加藤直樹
https://enesphere.co.jp/

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