仕事のコツ part2

 目の前にある大量にある仕事をいかに処理するかは、仕事の性質を分類して優先順位をたて、緊急性のある仕事は溜めこまず、すぐやる癖をつけることが大事ということを書いた。

 それでも仕事がすぐに溜まってしまうという人はいると思う。この人たちに共通して言えるのは、先読みができていないということだ。


 対象となる仕事とリアルタイムで並行しながら仕事をしていると、仕事が溜まりやすい。生じたトラブルを後追いしているならなおさら仕事は増えていくばかりで到底追いつかないだろう。

 仕事を迅速に片付けるには、次に何が起こるのか予想して行動しなければならない。
 そのためには、1年間、1か月、1週間、1日ごとのスケジュール管理は欠かせない。もちろん、予定は刻々と変化するからその都度修正すればよいのだが、仕事をため込みやすい人はそのスケジュール管理が頭に入っていないことが多い。

 「1ヶ月先にこういうイベントがあるから、期限ぎりぎりであわてないためにいくつかの準備をしておく必要があるな」とか「月末の報告締切りに合わせて、1週間前から入力準備しておくか」など先々のスケジュールを念頭に置いて、早めに準備しておく。
 これを後回しにすると、期限直前になって思わぬトラブルが生じたとき慌てることになる。
 予め予定されているようなタスクを先読みして早めに進めている人は、少なくともルーティンの仕事をトチることがなくなる。常に手が空いてる状態になり、仕事の処理能力が格段に上がってくる。

 仕事の処理能力が高い人は、そもそも本人の能力が高いということもあるかもしれないが、スケジュール管理がしっかりしていて先読みしている場合が多い。能力の問題ではない。習慣の問題だ。

 おそらく、学生時代に学習計画を立てて着実に実行できてた人たちなんだろうと思う。そういう学習習慣を確立し身に着けた人たちだ。
 中間テストの時期を頭に入れ、宿題提出の締切日から逆算して、模擬テストや文化祭、体育祭、合唱コンクールにとられる時間を考慮に入れて、勉強してきた人たちだ。このようなスケジュール管理を習慣化していれば、社会に出ても多くのタスクをこなすことができるだろう。高学歴の人たちが出世していくのもうなずける。


 大人になっても、そのスケジュール管理能力と先読み思考、ゴールラインからの発想は仕事に十分発揮されるということだ。

#仕事のコツ

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