仕事のコツ part3~学力と仕事の相関関係
大量の仕事をこなすには・・・。
仕事をため込まないためには
学力と仕事の出来不出来の相関関係があるのかというテーマは時折話題になる。仕事の内容にもよると思うが、私は相関関係があるように思う。
確かに、営業など、コミュニケーション能力などが必要とされる仕事はあまり学力と関係がないのかもしれないが、事務処理能力を問われるような仕事内容に関しては、学力が高い人たちは事務処理能力も高いように思われる。
なぜか。
学力の高い生徒たちの様子をよく観察してみると、共通の特徴が見てとれる。
1 規則正しい生活を送っている。
2 時間に正確。
3 計画を立てて勉強している。
4 理解力が高い。
5 同じ時間で多くの問題を解いている。
6 持続力がある。
7 集中力がある。
8 素直である。
9 聴く姿勢・態勢ができている。
10 ケアレスミスをしない。
この項目にあてはまる生徒は総じて学力が高く成績は良い。
この項目のうち 4 理解力が高いという点だけは生まれながらの素質かもしれないが、それ以外は後天的に身に着けられることが可能なものばかりだと思う。理解力が高いといっても高度な内容の理解を求めているわけでもない。一般的な理解力があれば十分だ。
むしろ、重要なのは生活習慣につながる 1 規則正しい生活をおくり、2 時間に正確かどうかが、意外に学力や成績に大きな影響を与えている。勉強を始める準備段階で、すでに大きな差がついているのだ。
計画を立てて勉強しているので、むらなく無駄なく勉強できており、総じて平均点が高い。
学力を上げるためには練習量も必要なのだが、時間当たりの練習量が多いのでさらに差がつきやすくなっている。練習量が豊富になるとケアレスミスをしなくなる。したがって、成績は安定する。
学力が良い者は総じて素直で性格が良い。素直にアドバイスを受け取り実行に移すから学力が伸びやすい。
天邪鬼で性格が悪い者であっても成績が悪いわけではないが、遠回りをしがちなので成績が伸びにくい。また、あがるのに時間がかかる。
素直なのに成績が伸びないのは別のところに問題がある。理解力か怠惰かのどちらかだ。
のみこみが悪いとそれだけ時間をとられることになり練習量が少なくなる。時間は有限であり、等しく与えられている。時間を無駄に使えば差がつけられるのは当然だ。時間に対する感覚が優れている者は成績も伸びやすい。その感覚は規則正しい生活から養われると思う。不規則な生活をおくり時間にルーズだと成績は伸びにくい。生活習慣と学習習慣は連動している。相関関係は高い。
以上のように考えると、仕事で求められる事務処理能力は、学力を形成する過程で身につけられていることがわかる。規則正しく、時間に正確で、計画を立てて仕事を実行するなら、自然と事務処理能力は身につくだろう。その事務処理能力は社会人になってはじめて身についたのではなく、小・中学生のころから高い学力を形成する過程で習慣的に身についた成果なのだ。
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