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席替えの仕方とちょっとしたミニゲームの紹介

今回の記事ではクラスの席替えの仕方とそれにかかわるミニゲームの紹介です。

特に、小学校では担任の先生の考えで取り組むため、やり方はさまざまあるかと思います。
そこで、どのような席替えの仕方があるのか、また、席替えの後に行えるちょっとしたミニゲームの紹介です。


1、そもそもなぜ席替えをするのか?

 そもそもなぜするのでしょうか?
 新しい人間関係をつくるため?気分を変えるため?
 いろいろな理由があるかと思います。
 ベネッセの記事に理由についてこのように書かれていました。

1つ目は、コミュニケーションの偏りを防ぎ、人間関係を広げるということ。いつも同じ友達といるだけでなく、新たな友達と関係性を築くきっかけとするということです。
2つ目は、マンネリを打破し、新鮮な気持ちで学習に向かえるようにすること。席替えにより、気分も一新されることで、気持ちを新たにすることができるというわけです。

ベネッセ教育情報 
https://benesse.jp/kyouiku/202012/20201203-2.html


 私の場合は、このようなことに加えて班長の経験をさせるために取り組んでいます。
 班の中に役割分担を作り、その中に班長という役割を作っています。
 ちょっとしたグループのまとめ役をしたり、回収物があったりするときに集める役割などの簡単な経験をさせる意味でも取り組んでいます。

2、席替えのやり方① タイミング

 では、席替えのやり方についてまずはどのようなタイミングで行うパターンがあるかを紹介したいと思います。
 ①1か月など期間を決めて取り組む 
 ②当番などが1週すると変更する
 ③毎日行う 
 ④ランダムなタイミングで行う

 ①、②で行っている人が多い印象です。
 これは時期を子供、教師が把握しやすいという良さがあります。
 私は②で行っており、給食当番が1週するタイミングで行っています。
 ③は、6年生の先生が3学期などに取り組んでいるのを実際に見たことがあります。
 ④は、何か特別な問題や事態があったときに行う場合です。例えば、いじめがあった、転入生が入ってきたなどの特別なときに行う場合があります。

3、席替えのやり方② 方法

 次に、方法です。
 ここでも今まで体験したことがあるものや聞いたことがある方法です。
 ①先生が決める
 ②くじびき
 ③お見合い方式
 ④子供が決める
 ⑤機械が決める

 
 ①は、低学年を中心に、様々な学年で行われています。これのよさは新たな人間関係を考え交流させることができることや子供の様子を考えて席を配置することで子供に意図をもって指導を行うことができます。
 ②もよく行われる方法です。1番のメリットは教師の準備がいらないことです。
 ③は、お見合い方式という方法で④とも近いですが、男子だけで先に席を決め、その後女子が後で決めるなどをし、最後に発表をするという方法です。良さとしては子供が希望する席を作れますが、仲の良さや人間関係がそのまま反映されるため、交流などができなくなる恐れがあります。
 ④は、子供に決めさせる方法です。これは、あまりやっている人は少ないかと思います。
 方法としては、完全に自由にする場合と、クラスの中でだれが班長になるとよいかを考えさせ、その後、班長たちで班のメンバーを相談してきめるというやり方などがあります。高学年で、1、2回行っているのを聞いたことがあります。
 ⑤は最近の方法です。くじ引きとほぼ一緒ですが、インターネットなどにあるサイトで決めてもらう方法です。中学校などで行っているのを聞いたことがあります。

4、ちょっとしたミニゲームの紹介

 さて、ここまでは席替えそのものについての話でしたが、最後にちょっとしたミニゲームを紹介します。
 席替えをした後にするとちょっと盛り上がるゲームです。(中学年
の児童ぐらいが1番盛り上がるかと思います。)

 それは、「移動したのは誰でしょうゲーム」です。

 席替えをした後すぐに、だれかまず鬼役を決めます。そして、鬼役の児童に、教室の様子を5秒から10秒程度確認させた後に廊下にいさせます。
 そしてその間に、席の中の何人かが席を入れ替えます。
 そして、鬼役をもどし、誰と誰の席が変わったかを当てさせます。
 つまり、ちょっとした間違い探しのようなゲームです。
 とても簡単なゲームですが、とても盛り上がります。

 パターンもいろいろあり、
 ①2人を入れ替える
 ②3~5人程度入れ替える
 ③2,3人以外全員入れ替わり、誰が逆に変わっていないか当てさせる。
 ④上着を入れ替えさせる
 など、いろいろなパターンで数回やるだけで子供たちからは「次の席替えの時もやりたい!」とリクエストが出るほどです。

 また、この遊びのよいところがもう一つあります。
 それは、クラス替えをした後のクラスでやると名前を覚えるきっかけになる、というものです。
 4月の初めのころに行うと低、中学年の児童の中には友達の名前が言えない児童がいます。
 そのような児童にも体験させたことで、名前を覚えるきっかけにできる場合がこれまでありました。

以上で席替えのやり方とミニゲームの紹介です。
特に、今回の記事では、最後のミニゲームがポイントです。
席替えというと子供たちにとって楽しいイベントですが、たまに、自分の期待通りにいかなかったり、不満を感じたりする児童もいる児童もいることと思います。
そんなときに、最後のミニゲームをすると楽しんで席替えが終わることができます。
ぜひ、席替えをするとき取り組んでみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
もし、「他にもこんな方法があるよ」とか、「ミニゲームだとこれもおすすめ」などがありましたら教えてください。

では、また。 

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