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ロスカットを設定しないルールの考え方

ほとんどの方はトレードでロスカットを設定していると思います。
当然僕の手法も設定するものが多いです。
しかし、ロスカット(逆指値)を設定しない手法も使っています。

ロスカット(逆指値)を設定しないことにすることのメリットとして

1.その銘柄の値幅に対して考えなくていい。
2.どんなに下げてから戻しても利益を享受できる。
3.勝率の高い取引ができる。

ロスカット(逆指値)を設定しないことにすることのデメリットとして

1.どんなに下げてもロスカットできない。
2.負けるときの最大損失が決められない。
3.マイナスが大きくなると精神的にキツイ。

こんなものでしょうか。
トレードはメリットよりもデメリットにフォーカスを置いたほうがうまくいきます。
僕自身が考えたデメリットに対しての見解をアウトプットしていきます。

僕が使っている手法の1つはロスカット(逆指値)を設けていません。
しかしこれは損出しを全くしないということではないです。
というのも値幅でのロスカットという基準はなく、ある一定の条件で手仕舞うというルールにしてあるからです。

例えば、ある期間(日数)での手仕舞いやあるMAを抜けたら手仕舞い、もしくは20日間の高値を抜けたら手仕舞いなどというルールの場合ロスカット(逆指値)の設定はないものの、
当然手仕舞うときには利益になっている銘柄もあれば、損になっている銘柄もあるわけです。
しかしながらどんなに下げてもその下げの原因ではロスカットしないということです。

中には相当深くまで下げる銘柄もあります。
逆指値を使っていないので最大の損失を決めることができません。
これに対応するにはその手法の年間の最大マイナス損益を確認します。(2年でも5年でも大丈夫です。)
僕が使っている手法で去年のこのルールによる最大マイナス損益の銘柄は-14.055%でした。

ちなみにプラス損益の銘柄は24.868%でした。

プラス損益はあまり意味はありませんが、最大マイナス損益は参考になります。
これを1つの指標にしてロットを決めることができます。

例えば-14.055%でおよそ資金の0.5%~1%の損失にすればよいと考えればロットが決められます。

仮に大失敗トレードになったとして、この3倍-42.165%の銘柄を掴んでしまっても、資金に対しては1.5%~3%のマイナスなので破産することはまずありません。

実際には去年の買った銘柄数の合計損益%は数百%になっていたので、
仮に1銘柄が0%になったとしても合計損益はプラスになっています。

もうひとつの不安要素としては、相場が下げるときは全体が下がります。
このような大きな下げが来る前に1日で多くの銘柄に資金を入れてしまうと、大きなリスクに繋がってしまいます。

これの対処として、1日で購入する資金%の上限を決めておきます。
これをすることで全体のリスクを下げる効果があります。
どれくらいに分散するかは平均ポジション日数の把握をすることが重要になってきます。

例えば平均10日持つとするならば、ポジションを持ったあと、その後10日間毎日他のシグナルが点灯するということを想定します。(可能性は低いと思いますが)
すると1日で買える購入金額は資金の10%までになります。10日毎日10%ポジションを立てた場合、単純に100%になるからです。
このことからもし一日に複数のシグナルが出たとしても資金の10%までを分散させます。
こうすることによってリスクを低くしていきます。
実際には○○ショック的な感じになることも想定してリスクテイクしておくことが大切だと思います。

ちょっと難しいかもしれないですが、要は何銘柄もしかも毎日買う可能性があるということを考慮したポジショニングにするということです。
すると1銘柄当たりのポジションはとても小さいものになります。(資金量によるが)
やり方はたくさんあると思いますが、僕はそのような感じで運用しています。

また僕の場合は複数の手法で運用しているので余計に小さなポジションにして全体を大きくしすぎないようにしています。
そして小さいポジションにすることによってどんなに下げても精神的にきつくなることはなくなります。
1つの銘柄で破産してしまうような資金管理は結局は破産してしまいますからね。

このようにするとリターンは小さすぎるんじゃないのと考えてしまうかもしれないですが、
リターンはある一定までは複利運用ができるので、小さいリターンでも年間で見ればビックリするほど大きくなっていきます。
実際に僕はこうやって増やしていきました。

資金管理の話は次回以降にアウトプットしていきます。


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