東大SPH受験記

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ノート

看護師のための東大SPH受験会

東大SPHを受験する看護師のための互助会です。

疫学・統計学ができる看護師が希少であるなか、私は東大SPHでそれらの基礎を学び、卒業していった看護師は日本の看護の財産になると思っています。

しかし、看護師にとって東大SPH合格の壁は低くありません。

東大SPHの合格枠は毎年約30名ですが、この限られた枠を巡って東大学部生、医師、帰国子女たちと競争せねばなりません。

一般的な看護師の基礎学力

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東京大学公衆衛生大学院の受験について① 【受験の理由】

東大の公衆衛生大学院(School of Public Health)の受験記を書いていきます。

東大の公衆衛生大学院(以下SPH)は国内では数少ないMaster of Public Healthの修士号が取得できる大学院過程です。
その専攻は多岐にわたっており、健康教育、健康増進科学などの行動社会医学分野から、生物統計学や社会予防疫学などの疫学分野、そして医療情報システム学や法医学などの医療科

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東京大学公衆衛生大学院の受験について② 【試験の概観】

今回はSPH受験の全体像をお伝えします。
SPH受験に関するブログはいくつかありますが、自分は内部生としての目線から書いていこうかと。
受験問題を作成している教授たちの授業も日々受けていたので、過去問を解いていても「あ、これ~教授の問題だな」というのもやんわりと分かりました。なので内部生の目線から、出題者が求めているであろう回答や、出題者である教授が授業の中で繰り返し言っていた重要点、参考書、論文

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東京大学公衆衛生大学院の入試について③ 【統計】

さて、今回から各論について書いていきます。

まずは統計から。
個人的には鬼門でした。
私は文系出身なのですが、学部生の頃からこの統計が嫌いで嫌いで・・・
統計学の試験も、1年目が不可、2年目も不可、3年目にようやく追試で可、という悲惨なできでした。

SPH(公衆衛生大学院)の受験をする前から「統計どうしよう・・・」と心が暗くなっていたのですが。
医療系、特に看護系の方だと統計が苦手という方は少

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東京大学公衆衛生大学院の入試について④  【英語】

今回は英語の試験についてです。

形式としましては、2時間で4つの長文読解に取り組みます。
1つの長文あたり1ページ強の英文となっており、それぞれ問題が3題~5題というところでしょうか。
問題の傾向については過去問を見て頂くのが手っ取り早いのですが、今年ですと

・下線部が意味することは何か?
・”A”(本分中の単語)の意味に最も近い単語を以下の4つから選べ
・本分中の5つの空欄に最も適したセンテ

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東京大学公衆衛生大学院の入試について⑤ 【専門】

さて、今日は専門の試験についてです。

以下の9つの専門家から4つを選択して解いていきます。

①疫学
②医学統計
③予防医学
④健康教育
⑤精神保健
⑥医療倫理
⑦医事法
⑧公衆衛生調査方法論
⑨医療情報システム

制限時間は80分。

専門の試験を解くうえでのポイントは、この9つの問題、難易度や問題量に幅があるということです。
常識でわいあい書けるんじゃないか?というものもあれば、20分じゃ無

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東京大学公衆衛生大学院の受験について⑥ 【点数配分と傾向の変化】

今年からSPH入試の配点が変更になりましたので、その影響について考察します。

なお、配点はSPH受験ブログである『東大SPHを目指す貴方へ』様から引用させて頂いています。
こちらはSPH受験に対して恐らく最も精力的に執筆されているブログで、過去問のオリジナル回答なども作成しております。
SPH受験生の方は必見です。

画像は『東大SPHを目指す貴方へ』様のブログから抜粋

着目すべき点としては

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