大学院看護師の日常⑥ 【大学院の費用 金を稼ぐこと、払うこと】

「大学院に行きたいけど、幾ら貯金しておけばいいの?」

お金の話、気になる所ですよね。
特に、看護師さんでご家庭がある方となると。

今回は、参考までに学業に関わる私の家計簿をざっくりとご紹介いたします。


【収入】

入学時点に置きましては、
貯金 50万円
奨学金 88,000円/月

が私の収入です。

SPHの授業も落ち着いてきましたので、ぼちぼち看護師の夜勤バイトを始められるようになってきました。
私は2年分の授業を1年で終えるように履修しておりますので、ちょっとカリキュラムは窮屈なのですが、それでも週休3日は取ることもできます。なので、週1回は夜勤バイトを入れていくつもりです。
となると、
看護師バイト 35,000円×4/月

の収入。
しかし、SPHはけっこう課題量、読書量が多いので、週によってはバイトが厳しい日もありそうです。
ベネッセなどの夜勤バイトであれば、定期でなく単発でシフトに入るということもできますので、重宝しています。なお、人手不足の場合にはベネッセからメールが来まして、前日にシフトの予定を組むということもできます(しかもその場合、臨時給与が入ります)。

また、現在受講している副専攻であるGCLですが、来年度の専攻も通過できれば、
給付型奨学金 12万円/月

という太っ腹な給与を頂けることになります。
ただし気を付けねばならないのが、こちらを受け取る場合は奨学金との併用不可、バイト不可、つまりこのお金だけでやり繰りせねばならないということに。

さらに、GCLでは海外留学においても給付型奨学金を提供しており、幾らかの援助を頂けます。
ただ、去年まではかなり大口の給付だったそうなのですが、今年から寂しい額になってしまうとの噂も。

以上が収入の概要になります。
当然ながらお金は少しでも多い方が良いので、現在もせかせか給付型奨学金への応募申請書を書いているところでございます。


【支出】

思わぬ痛手を被りまして、
入学金 28万円

が引かれることとなりました(免除申請をしていたのですが、半額免除にもならず)。
私は、計算上は収入が最低額の0円になるように調整して免除申請しておりましたので、これには驚きました。当局に確認しますと、0円が最低値ではなく、マイナス計算もしており、収入額が低い人から順に免除該当としているとのことでした。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、免除申請においては家計状況を計算して、その人の収入額を概算することとなるのですが、兄弟がいたり、障害があったりすると控除になるんですよね。そのため、実収入からそれらの控除額を引いていけば、マイナス計算も理論上は可能となっております。

次に痛いのが、
学費 54万円/年

ただこちらは、入学金と比べて免除がおりやすく、当局に確認しましたところ、収入が0円であれば、例年は最低でも半額免除は下りているとのことでした。
私が院進希望者に東大を勧めるのもこれが大きな理由の一つで、国立大学で最も予算が潤沢である東大においては(それでも米国トップスクールなんかと比べれば寂しい額なのでしょうが)、学費免除が下りる可能性が他大に比べて高くなっていると思っています。

さて、生活費となりますが、
家賃+光熱費+ネット代 27,000円/月

大変安いです。
私は東大の学生宿舎に入っているので、この値段になっております。
本来はもう少し高いのですが、生活困窮者に対しては大学から補助が下りまして、少し家賃が安くなるのです。最もぼろい学生宿舎であれば、確か1万円で住めたはず。
学生宿舎も収入額が低い者から順に採用されていきますので、独身、無職となる方はねらい目です。

なお、これらの免除申請ですが、基本的には前年度の収入を対象としていますが、入学年から無職、転職された方に関しては、今年度の収入が対象となります。つまり、無職者であれば0円ですね。
この各種免除申請、本当に書類が複雑で、収入額の計算も非常に入り組んでおります。
考えるだけで疲れます。。。

あとは、勉強に掛かる雑費です。

例えば、書籍を購入したり、統計ソフトを購入したり。
ここもまた私が東大をお勧めする理由なのですが、総合大学なので各種専攻に図書館が備わっており、大抵の書籍は学内で借りることができます。
統計ソフト、オフィスも通常は非常に高価なものですが、授業や研究の一環として使用する場合には、無料でダウンロードさせて頂くこともできます。

海外研修に関しましても、東大には豊富な海外留学制度が備わっておりまして、採用者にはほぼ確実に学内奨学金が下ります。

以上、大学院における収入と支出において見てきました。
今回は私の事例の紹介ですので、あくまで東大SPHに限ったお話になります。
私立大学院の場合は、学費はより高く(150万~200万するとこもありますよね。。。)、さらに学校からの金銭的支援も手薄になると思われます。

そういったコスパを考えますと、大学院入学を目指す看護師さんには、ぜひ力のある国立大学の受験をお勧めしたいというのが私の考えでございます。

お読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

2

Naoki Hirose

「未開拓な医療資源である看護の潜在可能性を引き出し、公衆衛生の課題を解決する」ことがミッション。東大→看護師→東大大学院。*執筆はブログ「これからはじまる看護という時代について」中心(https://homo-curans.com/)

大学院看護師の日常

臨床の看護師さんの「大学院ってどんなとこなの?」という疑問にお答えするために。大学院の選び方から、受験時のアポの取り方、お金や生活スタイル、卒後の進路まで幅広く。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。