大学院看護師の日常⑪ 【大学院に合格して、入学日までにすべきこと】

昨年の入試で大学院に合格した皆様、おめでとうございます。
じわじわと入学の日が近づいてきていることかと思います。

今日は、大学院に合格してから、入学するまでの間にどんなことをすべきかお伝えしたいと思います。
一言でお伝えすると、長い大学生活を快適に送るためのインフラ整備に時間をあてるべき、というのが私の考えです。


⑴ 「大学名+(奨学金 or 学費免除)」でインターネット検索


何よりも重要なことです。

授業料免除が申請できる期間は限られておりますので、いざHPを見たら「え?!もう明日締め切りじゃないか!」というのは避けたいところ。源泉徴収票、所得証明書、退職証明書、それに親の住民票や源泉徴収票など、揃えねばならない書類は山のようにあります。必ず充分な時間をとって、準備しましょう。

ちなみに、学費免除でなくとも、大学によってはHPに公的、私的奨学金を掲載しているところもあります。こちらもこまめにチェックしておきましょう。



⑵ 大学内を探索


総合大学であれば、広い土地に数々のビルが立ち並ぶようなキャンパスライフを送る方もいるかもしれません。快適なキャンパスライフを送るために、大学内のどこに何があるのかを予め把握しておきましょう。個人的に重要だと思うポイントは、

❶ 図書館
 総合大学なら、どでーんとした総合図書館に加えて、各専攻ごとに専用の図書館があるかもしれません。それぞれ置いてある本の毛色が異なり、雰囲気もがらっと変わるので、きっと楽しめるはずです。入学してしばらく後に研究室配属される方は、それまでの”居場所”を探しておくと良いでしょう。落ち着いて勉強できるスペースを大学内にいくつか確保しておけば、快適な勉強ライフを送れます。

❷ ATM and 郵便ポスト

❸ レストラン
 総合大学であれば、キャンパス内に複数の食堂、業者が経営しているお洒落レストランがあるかもしれません。

❹ 書籍部
 Amazonがあるいま、わざわざ書籍部で本を買う必要が薄れてきましたが、疲れた勉強の合間に軽く雑誌を読みに行く時間もあってもよいかもしれません。

❺ 睡眠場所
 これは大変大切です。特に、看護師さんであれば夜勤明けで授業に出ることもあると思います。そんな時、授業の合間に1~2時間ほど寝ることができれば、少しはスッキリして授業に臨むことができますよね。とにかく、色々な建物をしらみつぶしに歩き回ってみると良いと思います。そうすれば、「え?!こんなところにソファーがあるの?」と、人知れぬお休みスポットに出会えるかもしれません。

❼ 運動施設
 大学によっては、学内にジムやプール、グラウンドがあります。東大では無料でヨガやダンス、武道の講座が毎週開講されており、学生であれば誰でも受講することができます。電車通勤で大学生活を送っていると、ついついパソコンの前に座っている時間が長くなり、運動不足になりがち。研究に煮詰まってきた時に、軽く1時間くらい身体を動かせる時間があると、頭の中もさっぱりできるかもしれません。長い長い大学生活の内に、このようなストレス発散場所をいくつか学内に見つけておくのは大切なことです。

❽ 留学支援課
 大きめの大学であれば、学内に留学を支援する部署が設置されていると思います。ここでは有益な交換留学、奨学金情報が提供されていたり、また外国人留学生との交流の機会も提供されています。日常的に英語に触れる機会が確保できるかもしれませんので、ぜひ行ってみましょう。



⑶ 時間割を組む


初回の授業は受講を迷っている生徒のためのオリエンテーションという授業もありますが、これが曲者で、実際には普通に1回目の授業をして、2回目からも1回目の授業を受けていることを前提に授業が進んでいくという場合が非常に多くあります。なので、学校が始まってから「どの授業を取ろうかな」と迷っていては少し遅いです。他学部聴講が無料でできる総合大学であれば、本当に山のような授業の選択肢に目移りしてしまうかもしれません。その中から取るべき授業を選ぶというのは本当に大変なことですが、ぜひ入学前にじっくりと考える時間を取ってください。知り合いがその大学にいるのであれば、その方に「お勧めの授業を教えて」と聞いておくのも良いと思います。



⑷ 英語の読み書き


めちゃくちゃ大切です。
アカデミックな活動に重きを置いている大学院であれば、当然のように日頃から英語論文を読み、そして書くことが求められます。ですので、いざ大学院に入ってから、「分からない単語ばっかりだ、文法もやり直さなきゃ」というのではせっかく大学院に入った意味も薄れてしまいます。
入学時点では少なくともストレスなく英語論文は読めるくらいの状態になっていた方が良いと思います。



⑸ バイト探し

 退職して大学院に進学される方は、新たにバイトを探す必要があるかと思われます。学校が始まってしまうと、休日も何だかんだで課題に追われてしまい、「まぁ、もう少し落ち着いてからでいいか」とズルズル後に延ばされていくバイト探し。そして貯金額が減っていきます。いざ国際学会参加、留学となった際にも充分な資金を確保しておくために、早めにバイトは見つけておきましょう。

看護師さんには老人ホームの夜勤バイトがおすすめです。

理由は、
⑴ 1回あたり3.5~4万と単価が高い
⑵ 夜間の仕事のため、日中の授業に出席できる
⑶ 看護師の経験を続けられ、リサーチクエスチョンが生まれるかもしれない
⑷ 病院夜勤と比べ、身体を休められる時間が長く、比較的楽
⑸ 月に6,7回入るだけで生計を成り立たせられる



以上が、大学院に合格してから入学日までにやるべきことです。

ちなみに、たまに相談いただくのですが、大学院の授業の予習は私はまったくやる必要はないと思っています。
どうせ大学院に入ってから教員の指導のもと同じことを学ぶのに、いまわざわざ自習に時間を使うのも時間の無駄だと思いますので。

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Naoki Hirose

「未開拓な医療資源である看護の潜在可能性を引き出し、公衆衛生の課題を解決する」ことがミッション。東大→看護師→東大大学院。*執筆はブログ「これからはじまる看護という時代について」中心(https://homo-curans.com/)

大学院看護師の日常

臨床の看護師さんの「大学院ってどんなとこなの?」という疑問にお答えするために。大学院の選び方から、受験時のアポの取り方、お金や生活スタイル、卒後の進路まで幅広く。
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