大学院看護師の日常⑧ 【受験時、大学教員へのアポの取り方】

臨床で看護師をやられていると、ビジネスマナーを身に着ける機会が乏しく、いざ大学院受験時に困る方がいらっしゃるかもしれません。

お会いする教員は将来、受験の際の面接官、そして指導教官になるかもしれない方ですので、なるべく良い印象を持ってもらいたいというのが人情だと思います。

今回は、教員へのメールの出し方から、研究室訪問の仕方までを簡単にまとめました。


【教員へのアポの取り方】

①大学ホームページより、教員の連絡先を探す


②メールを打つ

件名:大学院受験のご相談 ~病院、廣瀬直紀

本文:~先生

初めまして、私は~病院~科所属の看護師の~と申します。
来年、~大学の~専攻の受験を希望しており、そのためのご相談をさせて頂きたく、ご連絡致しました。

【その教員に関心をもった理由を書きます】

なぜこの大学院なのか、そしてこの教員なのかということを具体的に伝えます。あなた自身が臨床で感じた問題意識を、しっかりと具体的にご自分の言葉で伝えてください。「看護の現場を良くしたいと思い~」、「自分の臨床を見つめなおしたいと思い~」という理由では曖昧すぎます。例えば、「看護管理者として働く中で、糖尿病認定看護師の人員配置が患者アウトカムにもたらす影響に関するエビデンスを探していたが、先行研究が乏しかった。その分野の研究をする必要があると感じ、~先生のもとで学びたいと思った」と具体的に書いてください。この際、より説得力をもった文章を書き、教員とのミスマッチを避けるためにも、予め教員の論文を複数本読んでおき、志望理由の中に盛り込むとベターです。最後に、詳しく話を聞きたいので直接会って欲しいという胸を伝えましょう。

お礼の一文を書いて、送信です。なお、フォーマルなメールでは文末に自身の所属、名前、連絡先を記載するのがマナーです。忘れずに書きましょう。

東京大学公衆衛生大学院修士課程
廣瀬直紀
mail:○○○
Phone:○○○

といった感じです。


③面談日の調整

こちらがお時間を頂く形になりますので、まずはお相手の都合のよい日時、場所を伺いましょう。仕事があって行けない日時が確定している時には、二度手間を避けるためにも前もって自分から「~以外でしたらどの日時でも都合がつきますので、先生のご都合で指定頂けましたら幸いです」というように伝えると良いかもしれません。

なお、一通目のメールのお返事がない場合には、一週間ほど待ってみて、その後催促のメールを送ると良いと思います。

「再度ご連絡差し上げる形になり申し訳ありません。下記のメールを1週間ほど前にお送りしたのですが、ご覧頂けましたでしょうか。~先生の研究に強く関心があり、ぜひお知恵をご教授頂きたいと思っております」

という具合です。


④面談日の確定から訪問まで

都合がなかなか合わず、面談日が一か月も先になってしまった場合には、訪問日の数日前に再度確認の連絡をするのが良いと思います(教員は多忙なので、たまに忘れられます)。

「~日はとても楽しみにしております」

と、短文のシンプルな内容で良いと思います。


⑤お礼のメール

遅くとも訪問した日から数日以内にはお礼のメールを出しましょう。
具体的に話した内容に触れつつ、それがどのように勉強になったのか、そして大学院受験についての考えはどのように変わったのかお伝えすると良いと思います。
丁寧にお礼のメールをくれると、「しっかりした人だな」という印象を持って頂けると思いますので。


以上が、大学教員へのアポの取り方になります。
ビジネスライクな文章を書くのに不安がある時には、病院の事務の友人などにアドバイスをもらうと良いかもしれません。

慣れるまでは書きにくいこともあると思いますが、ネットにも挨拶文のテンプレはたくさんありますので、そちらを参考にしつつトライしてみてください。





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Naoki Hirose

「未開拓な医療資源である看護の潜在可能性を引き出し、公衆衛生の課題を解決する」ことがミッション。東大→看護師→東大大学院。*執筆はブログ「これからはじまる看護という時代について」中心(https://homo-curans.com/)

大学院看護師の日常

臨床の看護師さんの「大学院ってどんなとこなの?」という疑問にお答えするために。大学院の選び方から、受験時のアポの取り方、お金や生活スタイル、卒後の進路まで幅広く。
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