naoko@かむろ坂

アート、建築、それらを巡る旅。2020年からは俳句。

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アート、建築、それらを巡る旅。2020年からは俳句。

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俳句について俳句生活1か月目が思うこと

在宅勤務が続いている。私の会社は3月初日から始まったので1か月が経過したところだ。ちょっとしたきっかけで始めた作句生活も在宅勤務と同じだけ続いている。率直に言って俳句が楽しくてたまらない。 俳句を始めたきっかけはありきたりだが「プレバト!!」だ。いつか兄の家で甥っ子と見たがそのまま忘れてしまっていた。コロナ禍で飲み会が無くなりたまたま2度目となる「プレバト!!」を見たが、この時の20-30分のコーナーだけで物足りなくなり、その閉じこもりの週末でネットに上がっているものをとに

    • 屍句会参戦句 其の二

      ●吹き抜けをカード会社の大聖樹 「カード」を入れる ●ラグビーの次はきつちり蹴るゴール ●吉報を待ってうろうろ懐手 「きっ」を入れる ●水槽の水替えをして初授業  テーマ「ペット」 ※初授業:新年初めての授業 ●書初めに書初めと書く三年生  「三年」詠み込み ●正月のトランプかみ合わぬルール  「とら」を入れる ●雑煮煮る叔母の手首のパワーストーン テーマ「縁起物」 ●初鏡二重くつきり見えるまで 「まで」を入れる ●床暖に寝て亡命を諦める 「ゆか」を入れる ●

      • 屍句会参戦句

        屍句会は俳人北大路翼さんが家元の毎週金曜日に新宿歌舞伎町「砂の城」にて開催されている句会です。オンラインで参加するようになってから1年経ったのでいったん投句をまとめることにしました。気に入ったもののみ選んでいます。 句会では詠み込む文字やテーマがお題として与えられて15-20分で句数制限なしで即吟をします。 ●あちこちで不良生き生き秋祭 繰り返す言葉が入った句 ●雪掻きのシルバー人材スピーディー 「ディ」が入った句 ●闇汁の最初の一杯譲り合う 「ゆず」が入った句 ●ク

        • ナンシー俳句#2

          俳句を始めてからなんでも17音で詠みたくなる病にかかっています。遊びですので広い心でお読みいただけますと幸いです。 ナンシー俳句 有名人やスターな皆さんを17音で詠んだもの。ナンシー俳句の由来はナンシー関さまと、以前私がナンシーと呼ばれていたことによる。 春の句 ●雛の間に軽きステップ阿部サダヲ ●春嵐斎藤工の奪うもの ●相槌の博多大吉目借時(めかりどき) 目借時:暖かい、睡魔に襲われる頃のこと 夏の句 ●霹靂神(はたたがみ)TOKIO長瀬の及び腰 霹靂神:

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        俳句について俳句生活1か月目が思うこと

          ナンシー俳句

          俳句をやり始めると、「お。」と思ったものはなんでも17音にして詠みたくなる。テレビや映画を見ていてもそう。有名人、スターの皆さんはキャラ立ちしていて視聴者の中に通底するものがあるので句に仕上げやすい。それらの句をナンシー俳句と名付けて詠んでいます。名の由来は、おそれながらナンシー関さまと、私が以前ナンシーと呼ばれていたのを掛けたもの。 春の季語の句 ●中尾ミエに肩を並べて山笑う 山笑う:春の山の明るい感じ ●猫の恋輪廻転生岩井志摩子 夏の季語の句 ●夏の宵井浦新の

          ナンシー俳句

          年賀状デザイン2012-2020

          年々やり取りの枚数が減っているという年賀状。自分の意思で出すようになってから、手書き、プリントごっこ、パソコンと手法は変わっても、自分でデザインしたものを出すことを続けてきた。毎年11月頃になるとどんなデザインにしようかソワソワし始める。わたしにとっては発表会のような大事な場なのだ。 デザインの振り返りをしたいと思ったが、データが残っているのは2012年以降のもののみだった。だれかわたしの以前の年賀状手元にあったら画像ください。特に2009年のが気に入ってたのでお願いします

          年賀状デザイン2012-2020

          聴竹居を訪ねて

          目黒美術館において現在「太田喜二郎と藤井厚二ー日本の光を追い求めた画家と建築家」展が行われています(2019年9月8日まで)。昨年藤井厚二の傑作で自身の住居であった重要文化財聴竹居を京都大山崎に訪れた際に解説員の方から聞いたお話にその時撮った写真を交えてご紹介です。 ※2019/8/10訪問目黒美術館 藤井厚二さん超略歴1888年広島県福山市出身 東京帝国大学建築学科にて伊東忠太氏(築地本願寺など設計)に師事、卒業後、竹中工務店(大阪)入社。同社初の東大出身設計員とし

          聴竹居を訪ねて

          月島-築地散歩~建築で感動するってあるの巻~

          月島から築地までぶらりと歩いた。あわよくばいいビルを発見したいとキョロキョロ歩いたけれど月島は比較的新しいビルが多く、カメラに収めたのはのらもじだけという… レンガ調のブロックと白いパネルに浮き立つ文字の組み合わせがいいですね。 再現が難しそうな字体。予測不能な傾きと線の太さの変化。のらもじ界においては難敵タイプと見た。お店の名前とイチオシ商品の乖離についても触れざるを得ない光景です。 人工島とはいえ明治からの歴史はあるわけで、月島ではそのような建物との出会いを期待し

          月島-築地散歩~建築で感動するってあるの巻~

          札幌千秋庵デザインの世界

          札幌に、千秋庵(せんしゅうあん)という大正10年創業のお菓子屋さんがある。子供の頃から親しんだ銘菓の多い老舗。 道外の人にとって北海道のお菓子といえば六花亭。一目で「北海道に行ってきました!」とわかるあの紙袋は知名度不動の全国区。あのデザインを手に提げたさに六花亭を買う人も多そう。実はその六花亭は、もともとこの千秋庵から派生して出来たお菓子屋さん。本家の千秋庵はそもそもの昔からデザインにこだわりを持ち、六花亭とは違う方向性でかわいくあり続けてきた。ただ、知られていない。も

          札幌千秋庵デザインの世界

          山口晃画伯、暁斎を語るの巻

          1年前の山口晃さんが河鍋暁斎を語るトークイベント、お相手は暁斎の曾孫さまでいらっしゃり暁斎美術館館長の河鍋楠美さん。聞き流すにはあまりにもったいなく議事を取っていたので、いつかどこかで誰かが「お!有難い!」と思ってくれる日を願いここに残しておきます。 講演会「画家と子孫の眼差し 〜 私見・絵師の魂 対談:山口晃/河鍋楠美」 2018年6月3日(日)  ※東京富士美術館で2018年4月~6月開催された「暁斎・暁翠伝 ─先駆の絵師魂!父娘で挑んだ画の真髄─」を記念した講演会

          山口晃画伯、暁斎を語るの巻

          横浜散歩 〜それらは新たなお題となるのか〜

          見たいアート展があって横浜馬車道-新高島辺りをぷらっとした。写真に撮ってとアピールしてきた気になるものたち。その中に、これからの街歩きで対峙していくかもしれないものがいた。 + + + + + + + アート展をやっていたビル。路面階には店舗が入っていて、3、4階はアーティストたちの作業場やレジデンスになっている。ドアは閉まっていて公開はされていないみたい。でもいい雰囲気だった。 古い建物なんだけど、真ん中が空間でひらけてて開放感ある。 すぐ隣にBankART Hom

          横浜散歩 〜それらは新たなお題となるのか〜

          瀬戸内 アートと建築を巡る旅47,000歩の記録

          G.W.最後に行った広島の建築にあまりに感動して広島旅をつい先に書いてしまったけれど、広島の前に巡った瀬戸内コースにも見どころがたくさんあった。 2泊3日で回った瀬戸内コース:高松→今治→大三島→尾道→百島→福山 + + + + + + +  長らく行きたかった大塚国際美術館をやっと見て、その後四国香川高松に上陸。 5か国語でお出迎え。高松港が瀬戸内国際芸術祭トリエンナーレの会場の一つとなっていて、これもその参加アート作品の一つ。トリエンナーレ会場各地で観光

          瀬戸内 アートと建築を巡る旅47,000歩の記録

          熊本 気になる建築巡り50,000歩の記録

          人の数ほど建築がある中で、「お?」と気になるものがある。目の端に入って通り過ぎそうになったものを、慌てて引き返してまじまじ見る。あらゆる角度から、なにが引っかかったのかを確認しようとする。 熊本を訪れるにあたり建築について調べてみると、滞在予定時間が足りないほど面白いものがありそうだった。実際に来てみると、ネットには出てこない「お?」となったものも多く、とにかくここに並べてみたい。 集合住宅編 天気良かったので絨毯干してありますね。それはさておき、 なんかガチャガチャし

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          クリスマスイブ教会巡り30,000歩の記録

          大学はキリスト教系だったけど、学校のチャペル以外で教会に通ったことはない。だけど、教会という建築ジャンルがあり面白いものがあることは認識していた。東京でもっとも有名なのはこちらかな。 文京区関口 カトリック東京カテドラル聖マリア大聖堂 間近で見ると気圧されるような迫力。上空から見ると十字架が見えるそう。写真の正面が十字の縦線、両翼部分が横線を成すらしい。丹下健三の設計で、前川國男、谷口吉郎という超一流建築家とのコンペで選ばれたことが知られているけど、たしかにこのデザインに

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          広島 建築巡り49,736歩の記録

          アート巡りで訪れた広島は予想以上に建築の街だった。車窓から見過ごすにはアパート、ビル、学校、公共施設の建物が魅力的過ぎて、乗り物移動は早々に捨てて、川の街を2日間歩き回ることにした。 まずは、建築時にはおそらくかなりの話題になったであろうこれ。 生き物が大きく口を開けたような建築 アストラムライン新白島駅 デザインの円が作る光の輪と、円く切り取られる空。 駅の内部と外界との結界を敢えてふわっと曖昧にするような出入口が楽しい。 設計: 小嶋一浩+赤松佳珠子/CA

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