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「君たちはどう生きるか」をやっと観た感想(ネタバレなし)

宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」をようやく観ました。
詳しい内容は全く知らずに観に行きましたが、一緒に行った家族の中で私ひとり泣いていて「え?どこで泣いたの?」と言われてしまいました(笑)。

宮崎駿監督のメッセージは、ずっと変わらないですね。もちろん感じ方は人それぞれでしょうが、私は初めて「風の谷のナウシカ」を観たときから同じメッセージを受け取ってきました。
今回の作品はこれまでの作品の中でも、より観念的な世界が舞台になっているので、そのメッセージを受け取る以前に「意味が分からない」と思ってしまう人もいるのかなと思いますが、それはそれとして、感じたままを大事にしたい作品だなと思います。

私が宮崎駿監督の作品で改めて思ったのは、背景や風景の描き方が好きだなということです。加工アプリのフィルターを通して見た景色ではなく、「この目で見た景色」を感じられるんです。
フィクションでありアニメ-ションである以上、意図のない背景(の描き方)などあり得ないんですが、不思議です。
それと、アレはどういう意味かな?と思う部分があっても、考察しなくていいなと放置できる説得力をもっています。そこが本当に不思議です。
考察して楽しむ作品が最近は流行のようですが、この作品はそんなことしたくないんです。私は私の感じたままを「正解」にしておきたい・・・!

私たちは生きていく。
この世界の全てを受け入れながら、抗いながら・・・。
 
たくさんの作品を通して、たくましく生きることの清々しさ(特に女性!)を見せてくれた宮崎駿監督、ありがとうございました。
(でもまだ短編はつくるよね?)

 
 
 
 

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