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Hopping Bar イベント

6月12日にアドレスホッパーの市橋さんが主催するHOPPING BARが開催されました。前回参加したのは、Hopping Barがマツコ会議で取り上げられた時、愛媛の大洲から中継した時でした。

「ホッピングしてますか?」っていう会話からコミュニケーションが始まる会。最初1月に行ったときは参加者でしたが、今回は料理を振る舞いに行けた!と言うことはとても感慨深かったです。

市橋さんは、最初参加したとき以来で実際会うのは2回目。

SNSで日々の活動をのぞいていましたが、5ヶ月でアドレスホッパーがいろんなメディアで取り上げられたり、クラファン、会社を立ち上げたりとすごい活躍です。中々、自分も飛び回っていたので実際目の前で会えるというのは信じられないような嬉しい気分でした。笑

料理は主役でなくていい、コミュニケーションを円滑にする物

https://twitter.com/naru_gesdol/status/1138816692396601345?s=19


私はこの一年で合宿料理、出張料理をするようになり全国各地にお邪魔しています。こうして、同じように飛び回りながら生きるアドレスホッパーの人達との交流会で、思い入れのある料理を作れるのはありがたい事。

全国各地や、千葉で仕入れた食材で振る舞う料理は一品一品考えました。食べてもらったらわかるんだけど、noteではそのメニューを決めた背景のストーリーをシェアしたいと思います。

せっかくなら、見てきて触れて体験したことを知ってほしい

こちらが、当日振舞った料理とメニューです。健康というテーマのもと、組み合わせや季節感が出るようにしましたので、ちょっとお付き合いくださいね。



健康になれる地産地消メニュー

鯖江の鯖寿司


月20日から1週間滞在した鯖江。北陸は20代の最初に料理を始めた頃、金沢に2年住んでいたから親近感があり大好きな地方です。

鯖江では田舎フリーランス養成講座が開催されており、その料理担当として滞在していました。鯖江でのパーティーで作った鯖寿司。

元々は、一番初めに修行していた広島のお店の料理長と先輩のけいたさんとしんさんが作っていたものです。自分はその頃、調理場には立たせてもらえませんでしたが、二人の料理が私の原点です。

金沢から帰省したとき、独立したしんさんのお店に挨拶に行ったとき、しんさんが作ってお土産に持たせてくれました。あれから10年二人には会っていませんがずっと心の中での料理の先輩です。


切り干し大根の炊き込みご飯

今回のテーマは旅するアドレスホッパーのための健康な料理。
私は切り干し大根が好きで、一回煮た切り干し大根を炊き込むと味が染みて美味しいので炊いてからおむすびにしました。パーティーでも食べやすいように一口サイズで。
他にも、煮しめの天ぷらなど一回料理したものをアレンジすると味が馴染んでいて美味しいです。

いなだ握り寿司

いなだはぶりの一回り小さい魚の、関東での呼び方です。千葉では魚屋さんやスーパーに丸ごと一匹で並びます。

千葉で仕入れたいなだをHopping Barで振る舞いました。
中々1匹丸ごとを捌くところを見る機会もないと思うので、魚を振る舞うときはゲストの前で見せるようにしています。

お寿司はやっぱりみんな好きですし、自分が時々手伝わせてもらっている魚専門ケータリング屋さんでの学びでもあります。鮪、鯛、ぶりなどを解体ショーでお客様に見せるといつも大変盛り上がります。特に、海外の人に好評。

自分の経験を生かして、来られたみなさんにもしずる感のある新鮮な魚を楽しんでほしいものだ、と思っています。


千葉産いなだ炙り&鯵のカルパッチョ 小豆島東洋オリーブと甘夏のソース

いなだは腹の脂が乗った部分を握り寿司にして、背の部分はカルパッチョにしました。ドレッシングには小豆島で見学に行った、東洋オリーブさんのペースト、甘夏の果汁が入っています。

高山の友達からもらったフレッシュな手作りのドライハーブもカルパッチョのソースでいい役目を果たしています。


出汁巻卵

お寿司が多いので、合うようにだし巻き卵を作りました。
だし巻き卵を作るのは本当に楽しい。
自分も金沢の寿司割烹で修行していたときは、何箱もの卵を割って、何本もだし巻き卵を練習しました。さかなと卵焼きを焼くことは大好きで、やってもやっても楽しかったなあ。

20代の時の経験が、最近になって自分のアイデアに生かされてきて、やっとやっててよかったなあ、、、と10年の年月を経て少し認められるようになってきた気がします。


千葉と長崎産の野菜サラダ

千葉の道の駅で仕入れた野菜と、長崎出身のれのちゃんのお母さんが運営する産直市から仕入れられた野菜。

どちらも生産者が丹念に育てたフレッシュな野菜たち。

自分で市場に出向いて、鮮度や色を確かめて仕入れたものを調理し、東京へ運んでみなさんに振る舞うというのはなんか、ストーリーを自分が知っているだけなのですがとても喜ばしいことです。自分の料理というよりは、今まで頑張って育てられた生産者や、野菜たちが舞台に立ったみたいで、自己満なんだけど嬉しいんですよね。


夏野菜のジュレ

夏野菜の千葉のトマト、豆腐、オクラ、旬のとうもろこしと和風だしのジュレと共に透明な容器に入れると目にも涼しい前菜に!
やっぱり、料理は味はもちろんのこと見た目でも楽しみたいですよね。

もっと、楽しくて美味しい気分を演出できるような料理を作っていきたいなあと思います。


ハニーマスタードピンチョス

ピンチョスはスペインでよく食べる前菜というか大衆料理。いろんな具材がバケットの上に乗せられています。私もパーティーでよくふるまうんですが今回はハニーマスタードポークを、チーズ味のポテトサラダの上に乗せました。

美味しいバケットといろんな組み合わせが楽しめ、大好きなスペインを思いだせます。料理を食べて、旅するような気分を味わってもらえればいいなあとこっそりと願いもこめています。


四川風よだれ鷄

よだれが出るほどおいしい!と言われるよだれ鷄。
元々は四川料理です。塩麹で味付けした低温調理の鶏肉にピリッと辛いたれとパクチーで盛り付けると見た目も鮮やかになります。

彩野菜とミンチの春巻

みんな大好きな春巻き、かぼちゃ、玉ねぎ、人参、などの野菜と味付けしたミンチ肉の春巻きでした。

いなだの解体。

市橋さんチョイスのワインと日本酒は美味しい。


ゆっけさんと市橋さん。当日はサウナでととのったようです。

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