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ミュージカルとバレエ

ミュージカルとバレエ、どういう関係だろう・・・と思ったことはありませんか?

とても有名な『オペラ座の怪人』はバレエを上演するオペラ座が舞台ですし、実際に沢山のバレエ・シーンがあります。

またバレエ・ダンサーがミュージカルに出演する、あるいはマシュー・ボーン版の『白鳥の湖』出演でも話題になった英国ロイヤル・バレエ団のアダム・クーパーのような転身の例もあります。(彼は熊川哲也さんとも同期です)

ミュージカルとバレエは大変近しい関係で、初期のミュージカルの振付はニューヨーク・シティ・バレエ団を始めとするバレエの振付家が手掛けたものも多いのです。

そんな時代のダンサーの伝記が2017年に出版されていたことに気づいて注文したものが届きました。英国から2週間ほどで到着しました。

日本で知る人は多分とても少ないですが、ニューヨーク・シティ・バレエでもブロードウェイ・ミュージカルでも活躍したダンサーです。

”Twinkle Toes~Tales of a Broadway Gypsy 1949- 1969~" GENE GAVIN

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まだ読み始めたばかりですが、ダンサーの立場から見た当時のスターやミュージカル、モダン・ダンス、バレエを取り巻く環境、なるほどと思ったり、意外な事もあったり、です。


日本公演がかなり中止になってしまった劇団四季の『パリのアメリカ人』では元新国立劇場バレエ団のダンサーも配役されていたので、再演を期待したいところ。

ちなみに振付は新国立劇場バレエ団が再演予定だった(これも中止になりました)『不思議の国のアリス』も振付けたクリストファー・ウィールドン。

先日こちらで触れた『CAT'S』の映画の振付家としても実は当初発表されていました。ダンサーのオーディションまでは関わっていたのですが実現しませんでした。

彼だったらどうしたかな、と思ったり。


ところで、日本のミュージカルでは欠かせない存在である劇団四季さんがクラウドファンディングを行っているとのこと。

芸術・文化に大変冷たく、お金を出さない国であることは嘆かわしいと思いますが、どうにか火を灯し続けて欲しい・・・と願わずにいられません。


1日でかなりの金額が集まったとの報道がありましたが、幅広い年代と層に愛されている劇団、応援したいですね。

そして早く舞台で見られる日が来ますように、と願うばかりです。


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