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#049 五つの臓器と五つの感情

49回目のトークライブ、テーマは東洋医学!

私が約20年間手元に起き続けている、寺門琢己先生の「かわいいこころ」という本を参考に、臓器と感情の繋がり、東洋医学的な自己診断についてトークしています。

五臓六腑という言葉がありますが、東洋医学ではこの「五臓」こそ私たちの感情の源だと考えます。

肝臓は怒り、心臓は狂喜(ハイテンション)、脾臓は憂い、肺臓は悲しみ、腎臓は恐怖。

どの感情が心を牽引しているか?ということがそのまま、どの臓器が身体をリードしているか、ということに直結しています。


あれ?なんだかネガティブな感情ばかり?

と思いましたか?


しかし、東洋医学ではネガティブ=悪ではなく、高潮期と低潮期が波のリズムでスムーズに移行していくことそのものを「健康」と見なします。

肝臓タイプの人にとっては「怒り」というのはキーになる感情。そしてこの怒りによって支えられているのは「シャープさ」という心の特徴だったりします。

怒りは正義感であり、義憤であり、いざというとき倫理のために馬力が出るということでもあります。

しかしこの「怒り」の感情がうまく消費されずに過剰に余ってしまったとき、それは他者への鋭すぎる攻撃や、自己批判のナイフに変わってしまう。

だから「怒り」=ネガティブと嫌うのではなく、過剰になりがちな正義感をうまく消費する方法を見つけることが大切なんです。


東洋医学の思想に触れると、セルフケア、健康に生きるということはまさにこういうことだと思わされます。

日々自分の心身を見ているからこそ、いざお医者さんに頼るときにも「おんぶに抱っこ」でも「超・懐疑的」でもなくニュートラルでいられるのではないかと思います。

今日はそんなお話です。


Crossing 岡崎直子



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