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[hey] コイニー、二代表制に代わるってよ

突然ですが、今月からコイニーを二代表制に変更して、私は代表取締役、サイバーエージェントで取締役とかやっていた卜部(あだ名:べーくん)が代表取締社長になりました。

とべじゃないよ。うらべだよ。前職では、同期からとべちゃんって呼ばれてたらしいけど、私とさとくんで勝手にべーくんていう幼稚園友達みたいなあだ名つけたので、社内では完全にべーくん・べーさんて呼ばれてます。

卜部宏樹(Hiroki Urabe)
2010年 サイバーエージェント入社。同年7月 株式会社アプリボットを設立し、取締役就任。2011年 アプリボット代表取締役社長就任。2014年 サイバーエージェント取締役就任。翌年 株式会社AbemaTV取締役副社長に就任。2017年 株式会社サイバーエージェントビットコインを設立し、代表取締役社長に就任。2019年5月よりコイニー代表取締役社長に就任。

あれ?ってことは、佐俣は社長じゃなくなってない!?ってことで、辞めるのかみたいな空気が流れるのはとても不穏なので、声を大にしていっておきます。

全くもって辞めるわけじゃないから!!!!!!

二代表制でチーム経営に移行するだけ!!!!

むしろ管掌範囲決めてコミット増やすから!!


これを機に、私自身は引き続き、コイニー全般のカルチャーやデザインを中心にコミットしてチーム経営化していく同時に、heyの副社長として拡大し続けるheyグループ全体の統合により力を入れていく予定です。

では、なんでそんな意思決定を?というのは、以下、ゆるっと書いていきたいと思います。

heyがはじまって1年数ヶ月が経ちます。この期間、私自身はhey全体の人事組織を見るということと、コイニーの経営をするということ、2つの役割を担ってきたわけですが、正直、昨年1年は自分のリソースの8-9割をheyに使ってきました。

つまり、コイニーは社内に任せ、ほぼ現場で回してきたことになります。それでも、事業は想定どおりに伸び、二倍になった組織も崩壊せずに来たのは、経営力とは無関係に、ただ単に自律したみんなのおかげでホント感謝。

一方、年末くらいにheyが少しばかり回る兆しも見えたので、一瞬集中してコイニーに時間を割こうと年明けからもう1回コイニーの方に戻りましたが、いずれにしても、長期でコミットすべきはhey全体に対してであるのは明確で、この状態は良くないというのは長らく思っていました。1人で全部はできないなと。

heyをはじめてから、私自身が学んだことは2つあって。1つは、チーム経営というのはこんなに楽しいんだということ。ここでいう楽しいとは能天気に楽しいぜ!っていうよりも、成長痛みたいな苦しさや辛さみたいなものも全部ひっくるめての楽しさ。2つめは、自分が苦手なことが誰かの得意なことであるっていうのは、こんなにチーム力を高めるんだ、ということ。それくらい今の経営陣は得意なことが違う。翻って、コイニーは長い間ずっと1人で経営してしまっていたなと。

そのため、コイニーの今後を考えるとき、社長を交代するかどうかというのは個人的には最重要事項ではなく、日に日に拡大する事業と組織を鑑みると、とにかくチーム経営に移行する必要がある、というのが焦点でした。

なので、この「次に経営に入ってくれる仲間」と2人で社長をやるのか、社長と副社長なのか、それとも取締役で入ってもらうのか、みたいな詳細は自分の中で具体的に動き出すまで何も腹決まってなかったのが正直なところ。(いや、べーくんは、っていうかお会いし続けた方々みんな最初っから社長前提だったと思うけど。)

とはいえ、実際、そういう場面がきたら、自分がどうしたいのか、どう思うのか、というのは、すごく自分自身においても興味がありました。自分は一体どういう風にしたいんだろうと。

そんな中で、はじめてべーくんに会った時、「この人、いい目してるな。信頼できるな。」って秒で思ったのは今でもすごくよく覚えています。ドア開けてすぐに思ったというか。そして、それはすごく不思議な感覚でした。それくらい自分の中ですんなり落ちてきたから。

そして、その週末の晩にぼーっと考えながら、「よし、社長になってもらおう。」と、なんか自然にそう思って。それは想定していたものと違って、なんだか意外にも悩むことがありませんでした。そう思える人に出会ってよかったなという感じですんなり腹落ちて。

じゃあ、なんで社長をやってもらいたいと思ったのか、を言語化するには、うまく言えない部分は多々ありますが、それが一番コイニーの将来をうまくいかせるやり方に思えたのと、そして私自身、そこに執着がないタイプだという2つは起因しているかなあと。

あと、ちょうどその後くらいに、長らくコイニーの取締役やってくれてた西條さんがこんなこと書いてて、これが驚くほど分かるわーってなったりもしました。

並行して、さとくん交えて、集中して3人で一緒の時間を長く過ごす期間を設けたりもして。お互いの家庭環境から、しごとのスタイルやこれまでのあらゆる経験、とにかくたくさん話しました。この間に意外とさとくんへの気付きもあったりして。

中でも一番覚えているのは、さとくんは自分があとから社長になったことがあり、べーくんは最初から社長としてやっていた会社の社長でなくなったことがある、という双方の経験の話を聞いてたときで。その体験を経ての2人を見ていると、ああ、いいチームにできるぞと確信したりもしました。

ということで、べーくんにはすでに先月から出社してもらっていて、そのタイミングから、コイニーは経営会議のメンバーとやり方も変えました。コイニーとしての長期の計画をひき、マイルストンをたて、実行していくためのチーム。そしてその中心にいるのがべーくんという体制に。

今、足元はそれを落とし込んでいっている途中で、実際に詳細な形に落として明確に動き出すのは、7月以降になると思いますが、その新しい展開と体制に個人的にはワクワクし、また、これを機によりhey全体の動きにコミットするという自分の役割に集中できるという状況を嬉しく思ってたりします。

振り返りになりますが、コイニーは、2012年3月に設立しました。そこから7年がたち、日本でキャッシュレスという言葉を聞かない日はなくなりました。同時にコイニーは今年に入って、前年比10倍というようなスピードで事業が成長し、見たことのない数字が積み上がる日々を過ごしています。そういう、「凪」ではなく「波」という、ある意味最高のタイミングでこの体制変更をできるのはとても幸せなことに思えます。

一方で、「凪」の期間にこの体制をつくることはできなかったなあと今でも思ったり。というのも、この事業は当初から絶対に10年やるとは決めていました。決済ってインフラだし、それくらい時間がかかるとは思っていたから。そして、それくらいやる価値がある大きなテーマだと思っていたから。だから、死なないこと、逃げないこと、諦めないことが大事だと。

ただ、「絶対にこういう世界が来るんだ!」という「覚悟」や「信念」みたいな感じのつよつよメンタルで向き合ってきたわけでは決してなく、むしろ息するようにただ当たり前にそれを思い、むしろそれ以上は思考しなかった、という感じのほうが正しくて。「いや、まあ、だってそういう世界は来るし。そのうち波が来るから。」みたいに、肩の力が抜けきった状態というか。

とはいえ、事業は何年も思ったとおりには全くもってうまくいかなくて。何度も周りからはピボットを促され。でも、それでも続けてきたのは、「いやーでもそういう世界来るからなー。」みたいなある種の思考停止があったのは大きいかなあと。

私がもう少し頭がよくて、先のことを見通せて、もっと詳細に数字と経営が分かる人間だったら、とっくにこの事業を辞めていたか思うので、その点については本当にアホで良かったなと。

もちろん、本当に良かったかは、ここからあと2-3年、ちょうど創業から10年たったくらいで、ようやく社会に少しだけ価値を出したといえるところまで持っていってからはじめて、これが良かったと言えることだと思うけど、でも、そう言えるようにこの体制でもっていきたいと心底思っているし、ここからの経営は、私よりもべーくんのような人にこそ向いているはずなので、役割を分担できるのは本当に心強いなと思っています。

あと、heyをはじめる少し前のことを考えてみると。

当時のコイニーは、事業が回る状況がようやく見えてきて、大体この事業のサイズはこのくらいになって、成長率がこんな感じで、っていう解像度が急激に上がって、先がだんだんとクリアに見えてきた時期でした。そして、そのとき漠然と思っていたのは「もっと大きいことしたい。」「でも、自分だけだと無理だな。」で。

だから、hey(なんて言葉すらまだ決まってなかったけど)やっちゃう?ってなったときに思ったのは、どうなるかなんて全然想像できないけど、楽しそうだからやってみよう。先が全く読めない、未知であることそのものが面白そうじゃん。ワクワクするじゃん。でっかいことやりたいじゃん。でした。

そこから1年半くらいが経ったけど、あのときに取った意思決定はこれまで取った経営の意思決定のなかでトップレベルに正しかったと思っていて、同時にheyをはじめてから、本当に何の迷いもないくらい、とても楽しい時間を過ごしています。

そして、それと同じくらい今回の意思決定は、どこかで振り返ってもとても正しい意思決定だと思えると思うし、ここからみんなで一緒に過ごしていく時間が楽しみでなりません。

ということで、本当に最高に幸せな気持ちでこのお知らせを書いているという今の状況。コイニーは、heyは、もっと強くなる。みんなで、お金の流れ、まるくしようね。Just for Fun!!

P.S. ちなみに写真は普通にWelcome to heyという入社のオンボーディングプログラムに参加したべーくんの名札。社長なのに普通に参加させられてて、笑った。

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naoko

heyをやっています。ライジングセラーの方々に必要なサービスをどんどん出していきたいです。

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