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そして私は常勤講師から教育公務員になった。

工業高校で常勤講師として1年過ごし、翌4月から私は正規教諭として全日制普通科の高等学校へと着任することが正式決定しました。
もうお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、私が高等学校教諭として勤めていたのは大阪府です。
私は生まれも育ちも京都なので、大阪府の学校....ましてや高等学校というのは未知の領域です。

3月、次の勤務先である学校の名前を知らされた時は、どこにあるのか、どういった学校なのかも分かりませんでした。
周囲の先生に「◯◯高校になりました」と伝えたところ、多くの人から「良かったね〜!」と言われたので、
「良かったと言われる学校なのか?」
「みんな気を使ってそう言ってくれているのか?」
などと、色々と考えを巡らせていた記憶があります。

私が正規教諭として着任することになった高等学校は、普通科全日制で大阪でもかなり南の方に位置していました。
その地域では名の知れた"落ち着いた高校"で、人気校でもありました。
進学校...とまではいきませんが、そのほんの少し手前。という感じです。

4/1は"任命式"というのがあり、採用された教職員はNHKホールにて任命を受けます。今日から教育公務員だ!という風に自覚させられる日でもあります。
そして、その足で着任した学校へ出向きます。

そこからは、新着任のオリエンテーションがあったり、職員会議で挨拶をしたり、教科会議、学年会議、分掌会議、部活動の引継ぎ、あれよあれよと会議続きで数日が過ぎていきます。

この辺については、常勤講師をし始めた頃とよく似ているのでどの学校も大差ないのですが、とにかく忙しい。
新学期の始まりはやることが山積みな上に、生徒が登校するまで1週間程度しかありません。そこに新しい教職員が来ることで一からの説明が必要になり、さらに仕事がスムーズになりにくくなります。

何やかんやでどの学校も生徒の登校日を迎える訳ですが、ギリギリ...というか始まってみたら「あれがない!」「これができてない!」なんてこともよくあります。
こういう時に、学校現場の教員不足が深刻化しているのがよくわかります。

私は新着任1年目で、生徒指導部、そして1年生の教科担当になりました。
1年目ということで担任はありませんでしたが、初任者研修と言って1年間ほぼ毎週ある特定の曜日に数時間教育センターで研修を受けます。
部活動は吹奏楽部と運動部を1つ(何か忘れましたが)副顧問というかたちでもちました。

こうして教諭として1校目、教育公務員としての日々が始まりました。


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