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思春期の子育てを「推し活」と考えたきっかけを振り返ってみた

なぜ、「思春期の子育ては『推し活』でうまくいく」と考えたのか。
ちょっと振り返ってみますね。

そもそもは、2020年の突然のコロナ休校でした。

その時、長男は中1、次男は小5。

休校期間中に中2と小6になりました。


私は、公立小学校の教員として働いていました。

異動して、片道1時間の通勤。

朝は、朝ご飯をテーブルにおいて、2人が起きる前に家を出る日々。

帰ってきたときには、2人はもうまったりくつろいでいて、そこに、あわてて帰ってきた私が、「早くご飯食べて」「お風呂は?」「宿題は?」「早く寝なさい」と弾丸のようにまくしたてる状態。

会話をする余裕などありません。

それでも、自分では、「仕事して子育てして、私はよくやっている。」と思っていたんですね。


そこへやってきたコロナ休校。

もちろん、教員まで休みというわけではないのですが、在宅勤務という形で、教材研究をして過ごす日々になりました。

そうすると、いろいろ気になる息子たちのこと。

手探り状態で始まった休校期間中の課題もたっぷり。

1時間単位でやることが決められていて、それをきちんとやっているのかチェックする毎日が始まったわけです。


今考えれば、当然、息子たちは荒れて、私の言うことなんか聞かなくなります。

ドアに穴があいてぼろぼろになったのもこの頃でした・・・


精神的に疲れに疲れて、疲れ果てた時、ふと考えたのです。

「どうしてこの子たちは、私の言うことをこんなに聞かないんだろう。」


答えは単純なことでした。

「嫌なことしか言わないから。」


それは、そうです。話したら絶対に嫌なことを言うという相手と話したいとは誰も思いませんよね。

それだったら、

「相手にとっていいことを言ったり、したりしよう。」

と思ったのです。


子どもは甘やかしてはいけない、立派に育てないとと思っていた私にとって、地球が太陽の周りをまわっているんだ!と発見したときにも等しい、発想の大転換でした。


「どうしたら相手(息子たち)がうれしいと感じるのか」


そう考えて知恵をしぼり始めた時に、ふと頭に浮かんだのが、「推し活」

そうするとなんだかわくわくしてきて、やりたいことがいっぱいでてきたのです。





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