『湿度が下がるとチャンスなんです♫知っていますか?チャンスを逃さないために!』



着物を着るようになって20年近く。
自分で全て着られるようになって3年!!

着物を着る、と言うのは
絹の着物の管理を自分で出来る、と言うことです。

絹の扱いは
知識と経験がものを言います。
細やかな気遣いが一年を通して必要なんです。

色々な失敗を繰り返して
身をもって学んで行きます。




着物を着るようになって20年もすると…
少しずつ集めた着物や帯も増え、
気がつけば…
押し入れ用の桐の箪笥も
一棹では足りなくなりました。

これが、
結構、大変なのです。
押し入れ用の桐の箪笥の扱いが!!

押し入れ用なので、
油断をすると…
箪笥の引き出しにカビが生えてしまいがち。

そのまま放置したら
着物にもカビが移ってしまいます。

もし引き出しにカビが生えたら!
目の荒い紙やすりを買って来て
カビを削り取らなくてはなりません(;ω;)

そんなことになったら大変!!
湿度の低い日を狙って虫干しをします。

湿度が下がった日は
チャンスです♫

箪笥を開けて風通しを良くします。
本来は着物一枚一枚を出して干したり
タトウ紙を換えたりしますが、
この日は引き出しを開けるにとどめました。

着物のため、箪笥のため、
風通しを良くしてカビが生えるのを防ぎます。

とは言え、湿度とにらめっこ。

少しでも湿度が上がって来たら、
着物をしまって引き出しをもとに戻します。




絹の着物も
桐の箪笥も
生きています。

自然のものから出来ているからこそ
その風合いが素晴らしいのです。

美しく保つのに手間がかかるからこそ!
気を抜けば、
美しさがすぐに損なわれてしまうからこそ!!
その美しさの価値は上がるのです。

着物は、
その見かけが美しいだけでなく
存在自体の儚さも含めての“美”であることを
虫干しをしながら
改めて実感しています。



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