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『こんなに素敵なのに観光客はまばら!知る人ぞ知る京都の名所で一期一会のお茶席に!!』

京都にはまだまだ知らない
素敵スポットが沢山ありますー♫

先日、訪れた
京都の東山にある黒谷地区の
大本山 金戒光明寺。

初めて訪れましたが!

白壁に甍の波。
そして、
色とりどりの紫陽花☆

しっとりとした情緒のある参道は
日曜日にもかかわらず、
ほとんど人も歩いていなくて
本当に静かなんです。

その佇まいに
心が洗われるような気持ちになりました。

最近の京都は海外や国内の観光客で
凄いことになっていて、
溢れんばかりのお客さんで満員のバスに
乗れなかったり…
道を歩いていて人とぶつかったり…

そんな中、
静かに古都の雰囲気を楽しむには
ぴったりの場所でした。




お茶事に向かったのは、
大本山 金戒光明寺の塔頭寺院である西翁院。

1584年に
藤村源兵衛 西翁院宗徳居士によって創立された
歴史ある寺院です。

こちらには
久田氏出自の藤村庸軒によって
1665年頃に建てられた、
重要文化財に指定されている
有名な茶室「反古(ほろぐ)庵」があります。

山の頂きに位置する西翁院は、
遠望できる景勝の地にあり、
はるか淀や山崎方面までのぞめるところから、
「淀看席(よどみのせき)」とも言われ、
お茶をする人の間では、
一度はそこでお茶を頂きたいと思う
憧れのお席です。

そんな素晴らしいお席にお招き頂いたのは、
武者小路千家の木津宗詮さんの
還暦をお祝いする茶事でした。

お茶席では
還暦、庸軒、宗旦、一翁、普斎などに因む
かけがえのないお道具の数々に魅了され、
ウィットに富んだ宗詮さんのお話、
心のこもったおもてなしで
まさに一期一会のお席になりました。

宗詮さんご自身も Facebookに
『庸軒がこの席で点前をし、
 もしかすると宗旦や一翁、普斎が
 お茶を飲んだのかもしれないと思うと
 茶人冥利に尽きません。』
と書かれていらっしゃいます。

時間を超え、
素晴らしい茶人たちがお茶を愛した、その場所で
お茶を頂ける至福の時になりました。

木津宗詮さん、
誠に還暦おめでとうございます。
そして、
素晴らしいお席を有難うございました(o^^o)



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