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『楽茶碗の中の壮大な宇宙に溺れかけています…(^◇^;)』

楽茶碗は…難解です。

絵付けも出来ず、
形のレパートリーも沢山ある訳でもなく
色も赤か黒、たまに飴釉…

限られた選択肢の中で
様々なことを表現しなくてはなりません。

とは言え
限られた制約の中だからこそ、
ちょっとした角度や雰囲気の違い、
丸みや直線で真っ直ぐな感じが
より際立って来る…
小さな違いが
全体の雰囲気に大きな影響を与えます。

重いものもあれば軽いものもあり…
分厚いかと思えば
驚くほど薄いものもあり…

素晴らしい楽茶碗は
ふっと
畳に置かれているだけで
なんとも言えない味わいを漂わせ
その佇まいは
落ち着いていながら飽きさせない風情を
醸し出します。

何も考えずに作れば…
間の抜けた形になってしまう。
これから楽茶碗を作ろう、と言う時は
緊張感で背中がピシッとします。

小さく見えても、
そこには壮大な宇宙が広がっているのです。




兵庫県の妙見山で
作陶をしていらっしゃる澤田博之さん。

またまた澤田さんの下で
楽茶碗を作らせて頂きました🎵

これで二つ目です。

前回は赤楽。
今回は黒にチャレンジしてみました。

とは言え、
私は形を作るだけ。

先生が釉薬をかけて焼いて下さいました。

博多は太宰府で頂いて来た
『梅園』の『宝満山』。
卵を使ったお菓子を自作の菓子器に盛って
一服、点ててみました。

お茶碗の中の壮大な宇宙。
表現出来ていたら幸いです。

なーんてっ!
まだまだ数個しか作ってない私に
宇宙は夢のまた夢ですー(^◇^;)

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