今週から縁があって某大学の看護学生指導に携わることになった。
まぁ教員、いわゆる「先生」と言われる立場だ。
看護師としての臨床経験はウン十年だけど、学生指導には病院に実習に来た看護学生に対してちょっと指導する程度で、”学校”というところで学生指導だけを仕事としてやったことがない。

6月からという中途半端な時期の採用で、それはつまり大学側にしてみれば人材不足ですぐにでも実践に入って欲しいという。
私は、未経験の職場・職域ということで初日からめちゃくちゃ緊張していた。
だけど大学側はすぐに実践の場に送り込み、仕事内容のオリエンテーションは「仕事しながら追々ね」というめちゃくちゃアバウトな説明だし、指導方法は個人に任せる（一応、指導の方針とかねらいとか要綱はある）という。
右も左もわからない私に「個人に任せる」って言われてもねぇ。
そんな右も左もわからない私は、5日で2キロも体重が落ちた。
新しい職場や環境に入る時、私は何よりも体調管理が大切だと思っていて、食事、睡眠は十分摂るようにしている。
朝ご飯をちゃんと食べて、ランチは学食で結構ガッツリ食べていたし、夜も睡眠時間をちゃんと確保した。
それなのに、5日後にはげっそりした。
自慢ではないが二度言う。5日で2キロも体重が落ちた。

なぜだ？
初めての環境に疲れが出るのは分かるのだけど、運動量の多い職場ではない。
以前の職場と比べたら仕事中の運動量は10分の１位だ。
そして、この新たな職場の人間関係は友人からの誘いということもありストレスは少ない方だ。

1週間の仕事を終えて友人であり同僚が「疲れたでしょう？この週末はパソコン（学生の教育ツール）を見ないようにね。むしろ見ないで！パソコン開くの禁止！」と禁止令を出してきた。
私はこの週末に、来週の学生指導について予習というか自己学習しておこうと思っていたので「えっ！？なんで？」と思った。
でも同僚の彼女が禁止令を出したので従ってみた。それで気がついた。
仕事を始めて５日間私の頭の中は、学生のこと、指導内容、自分が行った指導が良いのか悪いのかについてが殆どを占めていた。
それしか頭の中になかったと言っても過言ではないくらい。
結局、それだった。
最初からきちんとやらなきゃ！と完璧を目指し、学生のこと（学生指導のこと）だけを考えすぎて頭を使いすぎたせいだった。
他人はそういう私のことを「真面目だね」と褒めてくれる（？）こともあるけど、それは褒められることでもない。
与えられた仕事を真摯にこなすことは、当たり前のことだけど、セルフマネジメント、タイムマネジメントはもっと大事だなと思った。

そして週末に幼馴染と二年ぶりに会って食事をし、誕生日プレゼントにおしゃれなフライドポテトをもらったので、カウチポテトの週末を過ごす。

あまりの美味しさに、あっという間にたべてしまいそう。
減った体重は週末で巻き返すんだろーな。そんなもんだ。