見出し画像

flesh and blood : Briarと木(Korshem)

Briarは、ElementalのtalentをもつRunebladeで、Tales of Ariaで登場した。Essence は EarthとLightningを持っており、強すぎたので自身の能力にナーフがかかっている。だもんで、発行された時期によりテキスト通りでないことがあるので注意が必要。

ナーフされたとはいえ、強いのは強いわけで、fableという、かなり希少価値の高いカードのKorshem, Crossroad of Elementsを使うデッキの話でフォーマットはBlitz。

画像はテキスト修正後のもの。
Briarの過去記事はこちら

RETURNING TO KORSHEM: A BRIAR BLITZ DECK TECH
by Alex Truell
30th May 2023

まずその効果は・・・
テキストはフレイバーあふれる記載になっており、ちゃんとした?のも別に記載されているのでのせておく。

Cost 1
Elemental Action - Landmark Legendary (You may only have 1 Korshem, Crossroads of the Elements in your deck.)
Go again
Whenever a hero reveals 1 or more cards, they choose 1;
Gain [1], or gain 1[life], or their next attack this turn gains +1[attack value],
or the next action card they defend with this turn gains +1[defense value].
At the beginning of the end phase, if no hero has gained [resource point] or [life] from a card effect and no card or token controlled by a hero has had [attack value] or [defense value] increased this turn, destroy Korshem, Crossroads of the Elements.

そして、デッキリストも元記事に載っている。

希少価値もあり、シングルで手に入れようにもかなり高額である。本文中でも、他のカードをつかって似たような動きもできるし、そっちのほうが一般的な構築・・・とまで言っているので、Alexがブレインストーミングでもしたかっただけなのかも・・・とか。

たまたま運よくブースターから引きました!とかのラッキーな人は使い道を考えたいことでしょう。いかにこの「木」を戦場に維持して利益を得ていくか、という話。Korshemを戦場に維持する意識をもってデッキを構築、しかも防御的に維持していくことになる。ようは、対戦相手のターンに、対戦相手がKorshemの維持にたる動きをしてくれない場合、防御側の自分が防御力を上げる行動をしないと維持できないから、につきる、といったところか。

デッキの基礎は、CMH(Channel Mount Heroic) Briarとよばれるもの。そして、Korshemがカードの公開にともない発動することから、カードを公開するカードが多くをしめている。

とはいえ最善のKorshem防御は、Embodiment of Earthトークンの存在。これがあれば、防御するためにどんなnon-attack actionが使われても木が生きていられることに。維持のための安定したソースがBriarから得られることが、Korshemとフィットさせる一因。

赤いSigil of Sufferingが運用されているのもdefense reactionであり、arcane damageを与えた時にはそれ自身からの防御力+1でKorshemを維持することができる。・・・とはいえ、前出の通り、対戦相手がKorshemを維持する条件を満たしてくれれば、このへんはスルーでもよいわけではある。

むしろ、カードを公開するたびにKorshemの効果が発動するので、Pick a Card, Any Card、Belittleがとても面白くなる。前者は、対戦相手の手札を公開するわけだが、Pick a Card, Any Cardをコントロールしているほうが利益を得られる点に注意。このへんのQ&Aみたいなのは公式(英語)も整備されていた。逆に言えば、相互作用がわかりにくかったのかも・・・とか。

他に、カードを公開するカードで、使われているのがRavenous Rabble、Gore Belching、Tome of the Arknight、そしてSonata Arcanixのあたり。

そして、もともとのデッキの名前にもなっているChannel Mount Heroic。
これはただ強なカード。

ただ、このデッキでは、Korshemからライフを得ながら、よきタイミングでChannel Mount Heroicを爆発させるイメージの模様。

雲行きが怪しいといえば怪しいが、Korshemと(直接的ではないものの)本文中で比較されているのが以下。Runeblade的なあたりで比較されているのが、Gorganian Tome。得られるアドバンテージから比較されているのがCome to Fight。

型にはまったデッキリストから、なにか別のカードを使って面白くて強いデッキをつくれないかな、と常に前向きに思考をめぐらせていないと、こういう考察はできないんだろうとは思う。が、時間のあまりとれない一般社会人レベルだと、なかなか定型のリストから抜け出すのがむずかしいのもみにしみてわかるので、誰にでもできることじゃあないんですが、そんな世界を垣間見させてくれる記事だった。

1枚のカードから(そのカードがとがっていても魅力的な能力をもっている必要はあるが)、いろいろ考察をめぐらせて、いちおう運用にたる構築にいたる、という過程が勉強になるのかも。

個人的にはbudget(お財布にやさしい)構築の方が好みだったりはするのだが・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?