ダイヤモンドはどこにある?

昔、インドのインダス川のほとりに一人の年老いたペルシャ人が住んでいた。
名前は『アリ』
アリはとても広い農場を持っており、美しい妻にかわいい子どもと何不自由ない暮らしをしていた。

ある日、一人の僧侶がやってきて世界の生い立ちについてアリに話した。
その話の中でダイヤモンドの事について触れます。
「親指ほどの大きさのダイヤモンドが一つあれば、お前が持っている農場の何倍も広い土地が手に入る。一掴みのダイヤモンドがあれば国を買い取ることができる。ダイヤモンドの鉱山がひとつあれば、その富の力で子孫を主座につかせることができる。」

アリはこの話を聞いて、ダイヤモンドの鉱山を手に入れたいと思ったそうです。
どこに行けばダイヤモンドの鉱山があるのか尋ねたところ
「高い山に挟まれた、白い砂の上を流れる川に行けば見つかる。」と僧侶は答えた。

次の日アリは広い農場・財産などを全て処分し、家族を親戚に預け、ダイヤモンド探しに出かけました。

しかし、ダイヤモンドの鉱山はそんなに簡単には見つける事が出来ず、莫大な資産も次第にそこをつき、アリは見知らぬ異国の地で力尽きたそうです。

ある日、アリの農場を買った男がラクダに水を飲ませようと庭園に入ったところに、小川の白い砂の中から奇妙な光が出ていることに気が付きました。

その石は七色の輝きを放っていて、紛れもなくダイヤモンド原石でした。
かつてアリのものだった庭園から見事なダイヤモンドが見つかったのでした。

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「ダイヤモンドを探せ」ラッセル・コンウェル著

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今いる場所でチャンスはつかめる!

今いる場所では駄目だ、新しい所に行かなければ。もちろん環境を変えることは、変化を与える素晴らしいことだ。

しかし、考え方の根本として
どんなカードが来ても、どのような場所でもチャンスを掴むことが出来ると信じている人はどこにいても何かを成し遂げられる!

今いる家族、住んでいる場所、職場、もう一度振り返ると素晴らしい環境にいるものだと気付かされる。

今の自分とこれからの自分、どこでダイヤモンドを探すかを、深く考えさせられました!

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