あなたのブログは情報価値を満たしているのか~メディアミートアップVol.6に参加して~

「価値基準がお金から信用に変わってきている」「これからは個々人がメディアとなって発信していく時代だ」

そんなtweetをどこかで見て、「自分もやらないと」と思い、これまで雑多に書いてきたTwitterをビジネスユース(ビジネスマンとしてどうなんだ、という幼稚なtweetは消し、以後しないぞと固く心に決めました。)にして、もっと深く書いていく媒体を、と思いnoteを始めました。そして、自分は何で信用を得よう、と考えたときに、以前勤めていた会社の後輩から言われた言葉を思い出しました。

「ありがとうございます、尚人さんに教わって、初めてメディアの攻め方がちゃんと理解できました」

これは、僕がPRディレクターとして駆け出しの頃、手探りでメディアプロモートをし、かつ後輩の育成を担当していた時のことでした。背中を見せられるほどの経験もない中で、自分なりに仮説を持ってメディア担当者と交渉し、どうだったかを自分の解釈を交えて、同席した後輩に伝える、ということを行っていて、内心冷や汗をかきながらのOJTでしたので、おべっかだったのかもしれません。でも、その後輩も教えたことをちゃんと実践して、成果を出してくれたのが自分のことのように嬉しかったんです。

せっかくやるならば、自分のノウハウを通じてちゃんと成果を出してもらって、信頼してほしいなと思い、執筆テーマをマーケティングPRに定めました。

とはいえ、自分が届け、と思っている「PR・マーケティング初心者」の人にはなかなか届かないわけで、難しいなと感じています。

そこで、先日開催された「#メディアミートアップ Vol.6」に参加してきました。テーマは「一人メディアはどこまで行けるのか」。

※セミナーの内容については、主催者の徳力さんがまとめたトゥギャッターのリンクを入れていますので、そちらを見ていただければなんとなく空気感は把握できるかと思います。

■一人メディアの情報のどこに価値を持たせるか

昨日の話を聞いていて、元日経BPの井上理さんのような取材力、やまもといちろうさん級のネットワークや、フォロワー・読者を持っていないという前提でも、情報の価値ってここに生まれるんだなとおぼろげながらに見えた点をまとめます。

①希少性・独自性

その人しか知りえない情報です。卑近なもので言えば、個人メディアではないけれど、文春砲。独自ルートで仕入れたネタを切り売りしています。最近、PRでもストーリー性を持たせようと開発秘話や背景、こぼれ話をコンテンツ化するケースもありますが、これもこのカテゴリに該当します。要するに、情報自体が価値となるケースです。また、いわゆるエモいコンテンツも、恐らく「当事者の自分の言葉で語ったコンテンツ」であるがゆえに、ここに該当するのだと思います。

②規則性・法則性

これは雑多なことを一定の条件下でまとめられたものです。身近なところで言えばTwitterモーメント。雑多なtweetを一つのテーマでキュレートしたものです。この類のコンテンツは、まとまっている情報の1つ1つには大きな価値はありませんが、読み手に生じる何らかの手間を省いた所に価値が生まれます。まとめ記事やノウハウコンテンツなどもこの類のコンテンツです。

③娯楽性

これは漫画・小説などに代表されるもので、個人発信のもので言えば、やれたかも委員会。読むことで何か知識やノウハウが得られるものではありません。ただ、ひたすらに面白いという理由で、人々はお金や時間を消費します。

④リアルタイム性

これは、実況中継ものに代表されます。何らかの理由で、見ることが出来ない読者が、こうしたコンテンツを通じてリアルタイムに情報を知れることに価値が生まれます。Twitterはこのカテゴリをそのまま体現したようなプラットフォームになっていますね。

⑤特権性

これは昨日の会に参加して気が付いたことなのですが、「この情報に触れてる俺、マジイケてる。選ばれし者だわ。」みたいな幻想を抱かせることです。新参・古参のような概念がこのカテゴリに該当します。新参であろうと古参であろうと第三者から見れば価値は無いのですが、発信者目線では、この特権性って結構お金を生み、かつ可処分時間を得られるポイントなのではないかと。

⑥信頼性

飛ばし記事、ダメゼッタイ。という山本さんや、正しいという確証を二つ、三つ揃えているので間違いではない、という井上さんのプロたる姿勢が垣間見えたイベントでしたが、ここも一つの価値です。実績が作ってくれる部分が大きいものの、誠実に書いているのかという基本姿勢、絶対条件のようなカテゴリだと考えられます。

あなたのブログやメディアは、情報価値を持っているでしょうか?僕はこれから意識して頑張っていこうと思います。

■数をこなすことの大切さ

会の中で、山本さんは「30分で2000字書けないと、執筆業一本ではやっていけない」という話をされていました。ちなみに、今日偶然見つけた別のイベントのtweetによると、堀江貴文さんは10分で800~1000字書くのだとか。

※許諾取らなかったので、tweetは載せませんが、「#ぼくらの本」で見てみると、見れると思います。

最近、本業でメディアの編集のお手伝いをしているので自分でも書いたりするので、ブロガーや編集者のノウハウをnoteで買ったりしているのですが、どの方も「まずはとにかく書け!本数をこなせ!」と言われているように思います。

これは、本来昨日のうちにアップしておきたかった記事を日付が変わりそうな時間にアップしていることから、自分自身が修行中だ、というのがバレバレなのですが、実際書くトレーニングを積んでいかないと書けないんだなと今この文を書きながら痛感しています。

※このnoteは気づきなども含め、逐次アップデート予定です。※


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