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今の働き方を変えて起業を考える。  思考が「もやもや」しているときに整理する方法を提供します。妄想の記号化として活用ください。

 自分のキャリアをデザインする。
企業勤めをリタイヤすることを意識したとき、モヤモヤの整理をしてキックオフした方が、その時いきなり決心して行動に移るより余計な遠回りしなくて済むと、いくつか遠回りした私でもそう思います。

 最初の問い掛けです
「何故、働いていますか」 先ず働く目的を聞いています。

  1. お金が欲しい  経済的欲求

  2. 上達したい   技量的欲求

  3. 役に立ちたい  社会的欲求

 この3つのステップは、キャリアハイの目的に成っているのですが、1,2,3と展開してきて成熟したキャリアが出来上がってくると考えています。勿論それぞれのステップに頂点は出来あがると思います。

1.お金が欲しい
パンを得るために働くといったステップが誰にでもある筈ですし、基本的にこの段階が豊かでないと2.3.には進めないモノです。
従い、経済合理性に則した手段としての働きかたがあります。

2.上達したい
優れたテクニシャンになりたいという欲求ですが、お金と名誉といった内実も含まれており、人と比較して勝っている状態を目指しています。
従い、比較優位性に則した手段としての働きかたがあります。

3.役に立ちたい
前の2つは一人称で自己が語られていますが、ここで第三者が登場してきているコトに注目したい。固有の相手や特定できない人々に対しての思いが湧いているコトが大切なポイントです。
従い、未来創造価値を生み出す手段としての働きかたがあります。

 二番目の問い掛けです
以下の2行の文書を完成させてください

私は     です。
私は        することができます。

1.お金が欲しい
私は時給労働者です。
私は1時間に2,000円、1日8時間、月22日の収入を得ることができます。

2.上達したい
私はエンジニアです。
私はホワイトハッカーでシステム品位を盤石にすることができます。

3.役に立ちたい
私は経営コンサルタントです。
私は次世代人材を育てるために経営脳トレーニングを実施できます。 

 三番目の問い掛けです
働きかたを「変える」その対象は何かを聞きます。

お金が欲しいでは時間単金の交渉です。
上達したいでは解決可能なJOB取り組みへのチャレンジ交渉です。
最後の役に立ちたいで、初めて起業という手段が登場してきます。

 起業を考える
就活マッチングアプリで収入とポストを示した転職サイトがありますが「やりたいコト」を求めてアクセスするには、明らかに場違いです。
労働対価マーケットの機能しか搭載されていないので、ここで自己実現の要件定義の投入を試みてもアプリは正しく反応できないでしょう。

 前段で働く「目的」と「手段」について考えてきました。働くを勤めるとして労働対価マーケットで活躍しても40年位がMaxです。人生100年として壮年・熟年といった立ち位置のとき、最もキャリアハイを実現させるため、どのようなパスを通って向かうのか考えてみましょう。

 日本の1億円の資産をもつ富裕層という人たちが150万人近くいます。何らかのキャリアハイを体現したと仮定すると、手段としての道のりは数えきれないくらい多様であるといえます。逆説的には成功の方程式といえる類型など存在してない無いというコトです。

 起業するコトは成功への方法で、解けそうでは有るが実際に解くには確率的にみて天文学的な度数でトライ&エラーの繰り返しに挑まなければいけません。成功するための運とは、たまたま正解に近い解を人より早く手にしたというコトです。しかも起業には重要なポイントです。
表現を変えると創造性であるとか発明といった知的な資産なのですが、起業する時には創造力としてのユニークさが最も必要になってきます。


 起業相談などビジネスプランを描く前のモヤモヤにも対応して相談にのっています。それは本質を突いているかという問い掛けをしながら頭の中の妄想を記号化するお手伝いをしています。

NAOS研究所の内容や活動概要を紹介してきました。
読者の皆さまからの、ご要望やお問い合わせをお待ちしております。


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