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SDGs続編

 多くの経済活動は下図のような2つのプロセスを持っています。何れにせよ地球から採掘して再び地球へ廃棄するまでの流れです。

トリッキーなプロモーション

 マイクロプラスチックやCO2排出の話は、価値を消費するプロセス側の問題点を指摘しています。その元となる商品をつくっている側の価値創造プロセスを担っているメーカー側がどのように適応していくとしているかを解明しているとは言えないのかなと思います。

 自転車のヘルメット着用、急発進しない筈の車に急発進防止装置、 一回の型式認定で永久に造れるエンジン、など不思議な取り決めが蔓延しており、転換には消費者側の課題がたくさん在ると思えるのです。

ケーススタディ

 2040年には内燃機関を全廃する。この宣言で既に始まっていたGAS流通が変調してきています。残り20年で売り上げ最大値を獲得するために産油側の一手は減産を材料に値上げが狙われています。代替手段がない産業はコストが上がり続けていきます。例えば電気ガスです。

 自家用車に乗らない世代の人達にも遍く、エネルギー代が高騰しており生活の費用が高止まっています。この状態は、経済バランス論からいえば赤字に成っています。おそらく破たんするのではないでしょうか。

 海洋ごみ削減として買い物用のプラ袋廃止が行われていますが、全体の1%を下回った量に過ぎません。最大の海洋ごみを排出している海洋を仕事場としている産業での削減はマスコミでも広まってはいません。むしろ副作用のエコバックを使った万引き被害の方がたくさん露出してスパーマーケットの経済問題のようです。一体何が問題だったのか。

 持続可能性を追求した論が、極端な精神論で語られファクトが無いコトが出現しています。SDGsを話し合うとき非常に権威主義的なロジックで満ちています。一つの手段で解決できないほど複雑課題ですから、ここは誤謬主義で取組みたいものです。

 欧州のEVから内燃エンジンの残命措置や、カルフォニアの買い物プラ袋復活の処置など、世界はエラー&トライ&トライ&リトライをしている姿を学び取りたいものですね。如何なる事態が出現しても地球は持続しているのだと言えるのですから。

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