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2024 年頭所感

年頭のご挨拶を申し上げるとともに、令和6年能登半島地震で被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。
そして、皆さまの今後の生活の安全と、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

2023年は10月末に大型の資金調達を実施させていただきました。
そこで得た機会や資金を「すべての商業不動産をデジタル化し、商いの新たなインフラを作る。」というミッション達成に向けて、最も効率よく使い、最も大きな成果に繋げるべく、いつまでにどんな状態になっていたいか? その時のプロダクトやサービスが提供している価値はなにか? といったことについて、ロードマップの土台策定を改めて進めています。

2023年の社内向けの年頭所感では下記のような記載をしていました。

バーティカルに事業展開をしている私たちだからこそ、提供できるユーザー体験やデータ(スペース/テナント/成約DB)のカバレッジ、そのデーターー特にスペース。誰がどのようなスペースを保有/管理しているか、今そのスペースは貸せるのか、どのような人にとって価値が高いのかetc...ーーを中心に、関連する周辺業務までも変革できるプロダクトやサービスを提供していくことで産業全体のトランスフォームを担っていく


これに加え、2023年は驚くべき速度で浸透しつつあるLLM(大規模言語モデル)を含むAIの活用で、これまで人間が行ってきた仕事をサポートし、生産性を飛躍的に向上させる流れが一気に表出化しました。
SaaSなどのソフトウェアやマーケットプレイスなどのサービスもそういったAIの活用を前提とした新たなプロダクトがたくさん生まれてくるのが2024年です。
私たちもその世界を前提とした顧客や自社業務の体験を変えるような製品設計やサービス設計、業務設計を行う必要があると考えます。

これらのポイントを実現すべく昨年末(FY2024/9の1Q)より、前述のロードマップ経営への移行をはじめ、経営チームに対するアドバイザーの招聘や、不動産取引に付帯するような新規事業の検討など、大きな変化を意識した実行を進めています。2Q以降もさらに多くの変化を生むべく良い意味でジタバタしていきます。

安定は安心をもたらしますが、それは衰退の一歩目でもあります。
混沌とした状況の中では不安な気持ちが消えることはなく、心地悪さを感じ続けるかもしれません。
それでも私たちは変化のきっかけを作り、"より良い"社会を実現するという意義のあることを成し遂げたいと考えております。

2024年はグローバル全体で見てもほぼ間違いなく不景気の入り口に立っています。日本の外部環境も大きく変化していくことでしょう。
さらにサードパーティー Cookie がターゲティング広告で使えなくなるのが今年から。これはデジタル広告の効率を左右する出来事であり、多くの会社が新たなマーケティング/広告予算の振り向け先を探すことになるでしょう。

そのような中で私たちのビジネスは不景気に強く、最も生活者の "買い場" に近いところで顧客接点を生み出せるビジネスのため、これまで以上にチャンスに溢れたタイミングになると改めてワクワクしています。

カウンターワークスは2024年も引き続き、「すべての商業不動産をデジタル化し、商いの新たなインフラを作る。」というビジョンの実現に向けて、社員一同、邁進してまいります。

皆さま本年もよろしくお願いします!

株式会社COUNTERWORKS
代表取締役 CEO  三瓶 直樹

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