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【2017松本山雅】とりあえずの総括書き殴り

●もう開幕だっていうのに2017年の総括も書けてない。というか、多分書くモチベーションがない。それだけ失望もモヤモヤもしたシーズンだった。以下は書き殴り。散文乱文ご容赦を。

●個人的には正直未だ納得がいかない。武井択也満了は予想はできたしやむを得ない側面もあるが、2018年の陣容を見ても未だ納得はしていない。何より「反町続投」にしても「加藤GM続投」にしても、プロフットボールの世界の不文律である「結果を残せない者は去る」には明らかに反している。

●ただ、理解が必要なのは、このクラブはまだ反町抜きでは語れない程反町康治の影響力が強く、フロントから見たら「反町抜きの未来」が全く見えないのだろう、ということ。反町退任後の画が描けてるとは言い難い。故に続投…。

●結論から言えば、とっとと「脱反町」の画は描くべき。山雅の予算規模ではかつてのファーガソンや現在のヴェンゲルのような「有能なスタッフが支える長期政権」は成り立たない。昨今の日本人監督の期待はずれ感や、ロティーナ・エスナイデル・リカルドロドリゲスの手腕と結果を考えると、山雅は外国人監督を雇う財力は十分あるクラブなので、ポスト反町に向けては地道な外国人監督の調査が必要では。

●決算は2018年4月にならないと正確な数値はわからないが、報道を元に類推すれば規模は2016年とほぼ同様か微増の20億前後か。人件費は約10億。J2としては上位。J1狙うチームとしては平均かやや下、J1としては最下位レベル。J1に定着したいのなら、以前は20億未満でもどうにかなっていたが、DAZNマネー導入後は25億は必要になってきている。

●大月社長時代からの「単年赤字は絶対に出さない」緊縮予算はどうやら2018シーズンは方向転換になるようだけど、人件費が5割を超えるとJの過去事例的には異常値、すなわち赤字になりやすいので、2019年春の決算は注意が必要だろう。

●編成面はとにかく「左ワイド問題」がずっと解決しなかったことに尽きる。下川陽太という光明はあったけど、特別指定選手として夏休み中いた彼が大学に戻った途端に、左からの攻めは窒息した。確かにこの件だけを見たら編成の責任は重く、南TDの更迭は納得。

●戦術面。「インテンシティの高いトランジションサッカー」は一定の進歩はした。但しその対策も明らかになった。山雅の3CB、あるいは3CB+DMFの4枚の最終ラインに対して、同人数で前からプレッシャーを掛けたらミスが誘発できる…10月以降どのチームもそこは仕掛けてきたし、その仕掛けに呆気無く沈んだのも事実だったし、その前プレを剥がしてビルドアップする動きが仕込めてたとは言い難い。

●故に、選手が揃わなかった等々は言い訳に過ぎない。監督の責任は明らかで、本来なら厳しく問うべきだった。そこが未だに「最高に」モヤモヤする。

●最後に。初J1の頃から顕著になってきた一部サポのマナーなき振る舞いをクラブはどう感じてるのだろうか。マナーアップのための目立つキャンペーン等は必要と思うのだが、未だにwebやTwitterの注意啓発もありきたりという印象。大丈夫だろうか。また今年も「だから山雅サポは」という言葉がSNSを騒がせるのだろうか。

●スポンサーは大口小口関係なくクラブのいろいろな面を見ている。サポーターの振る舞いも当然見ている。そしてどんな時でも一定数のスポンサーは正直な話「辞めどき」を探していることを忘れてはいけない。スポンサーは「ある日突然」「どんな好感触のスポンサーでも」「あっさり」「バッサリ」辞めるものである。

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