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子供がScratchをマスターした先にある険しい壁

こんにちは、なおしむです。
「子供がScratchをマスターしたら次は何をさせるべきか?」という問いに対して思考を整理しています。
下記の記事で、本人がScratchのどこに楽しさを感じているかを見極めようという話をしました。

まとめとしては、ものづくりに興味をもっているか?プログラミングに興味を持っているか?の2択で考えるとよいです。
今回はこれらのうちプログラミングに興味を持っている場合について整理します。
結論を先に言うと、Scratchの先には一筋縄ではいかない険しい壁があるようです。

プログラミングの世界にどんどん進んでほしい

子供たちはこの段階でScratchをマスターしているので、条件分岐などを使った論理の組み立てができ、おそらくゲームづくりも楽しいと感じています。ここまできたらもうプログラミングの道をどんどん突き進み、作りたいソフトウェアはなんでも作れる状態になってほしいですね。たとえば以下のように興味をもってたらいいなぁと思います。

  • ガチなゲームが作りたくなり、プロも使うUnityやUnrealEngineを使った本格的なゲーム開発に進む

  • 作ったゲームをみんなに広めるたくなり、ランキング機能やホームページでの公開をするために、Webアプリなどのアプリケーション開発に進む

  • アルゴリズムを考えるのが楽しくなり、プログラミングの技術を競う「競技プログラミング」の世界に進む

どの道も、目をキラキラさせながらプログラミングをしている子供たちの姿が目に浮かびます(妄想)。

現実は厳しい

ただ子供たちがScratchをマスターした段階で自分の興味のままに進めるレベルになっていれば良いのですが、現実としてはそんなに簡単な話ではないと思います。興味のままに自由にプログラミングをするために以下のようなスキルを身につける必要があります。

  • 【プログラミング】プログラミングブロックではない文字によるコーディングを身につける

  • 【実行環境】ビルドの仕方/エラーの読み方/デバッグの仕方などコーディング以外の技術を学ぶ

  • 【コンピュータサイエンス】メモリ管理などコンピュータサイエンスの知識を身につける

  • 【教養】ゲームでボールを飛ばすときに使う物理/数学の知識などを身につける

  • 【情報収集】わからないことをググる力(英語力も含む)

これらを義務教育も終わってない子供たちが自分で身につけていくのは大変そうです。私には険しい壁があるように思います。
なのでScratchをマスターしたあとにやるべきプログラミングは、これらの壁を確実に乗り越えるための何かだと思います。
これまでの整理を図にすると以下のようになります。

今回は一旦ここまでにします。

まとめ

Scratchを学んだあとの理想的な状態と一筋縄ではいかない現実を認識しました。
次回はこの壁を乗り越えるためにやるべきことを考えます。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまた。

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