Excelではじめる財務分析

こんにちは、なおころです。
本日はぼくの財務分析プロセスを紹介します。

------------------------------------------

●このnoteを読むとどうなるの?
 ・ぼくの財務分析プロセスが分かる
 ・財務分析に必要な情報源が分かる

先日公開したスタートトゥデイの財務分析
どのようにでき上がるか分かります。

ぼくの様に企業の財務分析を実施する方にとっては
どんな情報源を使っているかも有益な情報となるでしょう。

要するに、Excelと情報源さえ分かれば財務分析できるよ!
みんなでやってみよう!
が着地点です。

●こんな人に読んでほしい!
 ・投資家、経営企画者
 ・就職先を選定中の就活生

上述したように財務分析を志す投資家や、経営企画者、
就職先で悩む就活生もターゲットです。

------------------------------------------

このnoteはあくまで
ぼくの財務分析のプロセスを紹介したものです。
企業を分析する際に使用する指標については
株式投資の教科書で詳しく記載しています。

興味のある方は合わせてどうぞ!

-------------------------------------------

Excelではじめる財務分析

◆目次
 1. FISCOアプリで対象企業を選定
 2. 3つの情報源の数値を調査
  ・EDINET
  ・Google Finance
  ・楽天証券アプリ
 3. Excelシートに数値を入力 
 4. 考察

-------------------------------------------

1. FISCOアプリで対象企業を選定


本章に限って、複数内定の中から就職先を
選定中の就活生は読み飛ばして大丈夫です!

投資家として、ぼくが企業を抽出する際に使用するのは株式会社FISCO提供のFISCOアプリです。
堀江さんもおすすめしていますね。

FISCOアプリHPより引用


FISCOアプリの強みは企業抽出の際の
スクリーニング設定数に上限がないこと。これに尽きます。

スクリーニングとは、
投資家が自分好みの条件を満たす企業だけを
抽出するために条件を設定することです。

例えば以下の例だと
スクリーニングの条件は2つです。
売上高が3期連続で増加、かつ
自己資本比率が40%以上している企業は?

他の証券会社が提供するウェブサイトや
アプリでもスクリーニング機能が使用可能ですが、その設定数には上限があります(5~10など)。

一方、FISCOには制限がないので
自分好みの企業を追求することができます。

最近ぼくは以下の条件をベースに
スクリーニングを実施中。
(現段階で各指標の意味は分からなくても大丈夫です!)

 ・上場年月:2000年以降
 ・PER:20倍以下
 ・PBR:2倍以下
 ・ROE:10%以上
 ・売上高CAGR(年平均成長率):5%以上
 ・当期純利益CAGR:5%以上
 ・EPS:5%以上
 ・自己資本比率:40%以上
 ・EV/EBITDA:15倍以下

業界や設立時期なども加味して
条件を増やしたり減らしたりしますね。
自由度の高いFISCOアプリならではです。


もちろんニュースに引っ張られて
話題の企業を財務分析に至るケースもありますが、ほとんどはFISCOアプリで有望株をみつけて後続プロセスに進みます。

-------------------------------------------

2. 3つの情報源の数値を調査  

FISCOアプリで企業を選んだ後は流れ作業。
企業の決算情報などを集めます!
具体的な情報源は以下の3つ。順にみていきましょう。

①EDINET
②Google Finance
③楽天証券アプリ

-------------------------------------------

①EDINET

EDINETは決算情報の塊です。

金融庁によって管理されているサイトであり、
3000を超える上場企業が提出を義務付けられている有価証券報告書をすべて閲覧することができます。情報量は莫大の一言。もちろん無料で使い放題!

有価証券報告書とは企業決算書の集合体です。
株式投資の教科書で繰り返し重要度をお伝えしている財務3表(BS:貸借対照表、PL:損益計算書、CF:キャッシュフロー計算書)も含まれていますよ。

スタートトゥデイを例に、
EDINETの使い方も解説しておきましょう。


❶EDINETにアクセス
まずはEDINETの企業検索ページへジャンプ!
画像のようなページにアクセスできたかと思います。
(以降の画像はEDINETより引用)



❷検索窓に対象企業名を入力
スタートトゥデイの決算書を検索してみましょう。
赤枠内に企業名を入力して検索ボタンをクリック。簡単ですね。


❸有価証券報告書をクリック
うまく検索できていれば下記のような検索結果が出力されるはず。
提出書類列の「有価証券報告書」をクリックしましょう。


一緒に出力されている「四半期報告書」は3ヶ月単位で提出されている中間決算書のようなもの。1年間の本決算情報を知りたいときは有価証券報告書を確認します。


❹第5章 経理の状況までスクロール
提出本文書をずっと下にスクロール。
「第5章 経理の状況」でストップしてください。

お目当の財務諸表(BS:貸借対照表、PL:損益計算書、CF:キャッシュ・フロー計算書)が見つかりましたね!

❺該当書類をクリック
あとは該当の書類をクリックして決算情報をゲット!
画像はBS(貸借対照表)の情報です。慣れてしまえば1分以内に決算情報までたどり着けますね。


実はEDINETを使うことで
ぼくの財務分析に必要な情報の9割は取得できます。
簡単な分析ならこれだけで十分なんですよね。

そしてそして、最後のツメとして
残り2つの情報源にあたります。

-------------------------------------------

②Google Finance

Google Financeは株価情報の取得に利用します。「企業名 + 株価」と検索するだけで株価推移が確認できるのでとっても便利。

株価情報が取得できるのはGoogle Financeに限った話ではありませんが、ぼくの分析に必要な5年分の株価情報がさくっと手に入るので重宝しています。

スタートトゥデイの検索結果はこちら。
手軽でいいですね!

Google Financeより引用

-------------------------------------------

③楽天証券アプリ

楽天証券アプリより引用


β(ベータ)値、EV/EBITDA倍率など、楽天証券アプリでは自分で計算するのはめんどくさい指標の情報が手に入ります笑

ただ、単年での指標しか掲載されていないので
複数年の推移を追いたい場合は自分で計算する必要がありますね。それでも十分便利ですが。

ぼくの分析では楽天証券アプリに掲載されているβ(ベータ)値を使います。

-------------------------------------------

こんなところかな。
それぞれの情報源を使用する際には、
楽天証券アプリのみ楽天証券で口座の開設が必要です。

無料で開設できますし、日経新聞も無料で読めるようになる(これ知らない人多いんですよね)ので口座だけ作っておくとかなりメリットがありますよ!毎月の新聞代もばかになりませんからね。


3つの情報源を整理すると以下の通り。
特徴をしっかりと理解しながらリソースを使いましょう!


-------------------------------------------

3. Excelシートに数値を入力 

準備物は以下の通り。
・オリジナルExcelシート

あとは上記の情報源に掲載されている値を
バシバシ入力するだけ!

Excelについては自分で作成するのがおすすめですがぼくのシートをnoteで販売することも検討中ですので時間を買いたい方はそちらをご検討下さい!


ここではぼくのExcelシートを
ざっくり解説したいと思います。

まず、全体像はこんな感じ。

逐次アップデートが繰り返されており、
拡張が止まりません(初期は①と②しかありませんでした)。

それでは各項目をさくっと解説します。

❶データ入力:グレーで塗りつぶした箇所に、上記の情報源から得られた値を入力(②〜⑦が自動的に出力)。 

❷財務指標分析:指標の分析結果出力欄。100点満点で採点され、80点以上なら売買対象に加えています。

❸比例縮尺財務諸表:財務3表(BS、PL、CF)の規模感が一目でわかります。

❹財務3表:BS、PL、CFのざっくりした分析が出来ます。右肩上がりのBS、PLと第4象限(右下)に集積するCFが理想的ですね。

❺ROEデュポン分析:有名なデュポン分析。ROEを利益率、回転率、レバレッジに分解して分析することができちゃいます。 

❻ROIC分解ツリー:ROICの分解。ROEからレバレッジを除いて利益率と回転率に注力したモデルです。

❼ROE HOBモデル:デュポン分析の利益率について深掘りしたモデル。打つべき施策が具体的に浮かび上がります。


スタートトゥデイの場合
以下のように出力されました!


-------------------------------------------

4.考察

出力された分析結果を元に考察を進めます(先日の記事ですね)。
このようなプロセスを経て、
ひとつのアウトプットができ上がります。
所要時間は1企業あたり20〜30分でしょうか。

-------------------------------------------


以上、ぼくが実施している財務分析の一連の流れでした!
なんとなーく財務分析の流れがイメージできたのではないでしょうか。

-------------------------------------------

Excelではじめる財務分析まとめ


ごちゃごちゃ難しいことをしている様に
感じたかもしれませんが、ぼくが実施しているのは

・FISCOアプリで対象企業を選定する
・情報源からデータを集める
・集めたデータをExcelに入力する
・考察する


だけなんですよね。とっても簡単です。
Excelと情報源さえ用意できれば
すぐに分析できるので興味のある方は是非!

・・・とは言っても自分でExcelを組むのは
正直めんどくさいし時間もかかります。

と言うわけで、

自分で財務分析に挑戦してみたいのでExcelシートだけほしい」と言った投資家の方や、

専門的な会計知識を持ち合わせていないので内定先を財務分析してほしい」と言った就活生の方々は

コメントもしくはTwitterのDMでご連絡下さいませ、すぐに対応させていただきます!


企業の安全性、成長性、収益性、(株価の)割安性と多角的な視点で分析しているので、そんじょそこらの財務分析では手に入らない情報をお届けできると思いますよ。

時間で買える情報に
投資してみてはいかがでしょうか。

それではまた、株式市場でお会いしましょう。
すべての投資家達へ。なおころより。

関連記事:財務分析Excelシート - 過去3年分の決算書から有望銘柄を発掘 -

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

サポートいただけると、ぼくのnoteがもっと面白くなります!

ありがとうございます。ぼくの方がスキです。
23

なおころ

コメント3件

記事読ませていただきました!非常に参考になります。Excelシートを販売していただきたいのですが、どのようにすればよろしいでしょうか?
田口晶士さん、コメントありがとうございます!近日中にnoteで販売予定です。申し訳ありませんが今しばらくお待ちくださいませ。。
田口晶士さん、Excelシートの販売、開始しました!
ご検討よろしくお願いいたします!
https://note.mu/naosukenya/n/nd56dffd9228c
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。