【中小企業診断士 / 初学者向け】運営管理の勉強スタンス

診断士受験初学者向けに、運営管理の特徴と学習指針をまとめました。

運営管理の基本スタンス

1、勉強すれば得点が安定する、点数を稼ぐべき科目である


運営管理はイメージ通り、理系脳が作った理論や体系がベースになっている、ロジカルな科目です。1つ1つの言葉の定義が明確なため、企業経営理論と違って、解釈に迷うようなグレーの選択肢がほぼありません。勉強していけば選択肢を切ることはたやすい科目の1つです。
難化させるには、『知識面で重箱の隅をつつく』か、多くの受験生が嫌がる図表の読み解きや計算問題を出題することで、難易度を調整する傾向があります。

2、1次試験の目標は、80点越えを目指す!


上述の通り、曖昧な選択肢が多い企業経営理論で80点を超えるよりも運営管理のほうが実力が反映しやすい科目といえます。80点以上を目指して、難化しても70点以上は死守する、が基本スタンスです

3、運営管理はクイズ。意味を知らなければ正解できない。


経営法務ではリーガルマインドを使って類推させたり、企業経営理論では日本語解釈的なアプローチで選択肢を切れたりします。運営管理は、そもそも類推をさせる性質の科目ではないため、元の知識がなければ解けない、わからないという問題が大半です。よって、早めに過去問を読み(解かなくていい)、問われ方を確認したうえで、地道に知識を増やしていくしかありません

4、計算問題など、早々に捨て論点をつくらない


アローダイヤグラムの計算など、拒絶反応を示してしまう計算系の問題は、実は極端に難易度の高い問題は少ないという特徴があります。80点を超える受験生は、過去問に類似するような計算問題を取りこぼしません。
ゆえに、たとえ今解けなくても、捨て問にしないこと。コツコツと過去問や基礎問題を繰り返し解き、本番で点数をもぎ取ればいい、くらいのマインドセットが大事です。

5、事例Ⅲに向けて知識の整理とアウトプットをする


事例Ⅲで使用する1.5次知識は、二次対策向けの参考書等を使って整理し、早めに暗唱を進めましょう。



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