【中小企業診断士 / 初学者向け】経営法務の勉強スタンス

経営法務、経済学を苦手科目とする受験生は少なくない。特に経営法務は2次試験に直結しない割に、しっかりと準備しないと1次の足切りを食らう要因になりかねない。ということで、7科目中、ダントツの嫌われ科目である。

1.経営法務で足切り?!
近年は易化傾向にあり、特別な対策をしなくても60点以上とることは十分可能である。ちなみに経営法務の講師で現役弁護士の方は、だいたい2問くらい選択肢を切り切れずあやふやなところがあるが結局は満点、くらいのレベル感だそうだ。

2.60点を確保するには?
民法に比べてまだ論点が限定されている会社法、知財でいかに点数を落とさないかが鍵となる

3.効率的な勉強法は①
まず市販のテキストを読んでみる。なにを言っているのかさっぱりわかない、繰り返し読んで理解する気力がない、となる場合は、予備校の単科講座をとり、噛み砕かれた解説を聞いたほうがはやい。経営法務の厄介な点は、問題が解けるためには理解と暗記をそれなりにやらないと、初見の問題でかつ初見の論点だと肢が切れない。法律にはリーガルマインドという基本的な姿勢、考え方があり、いかにも法律家っぽい考えがあると言われている。理解を重視することで、このリーガルマインドが育まれ、初見の肢でも、これはさすがにおかしいよね〜、という感覚が養われていく。

4.効率的な勉強法②
暗記の際は、まとめシートなど、本番の聞かれ方を想定した横串で暗記を進める。特に知財は複数の法律を同じ項目で比較していくことが重要となる。自分でまとめるよりも、頭のいい先輩受験生が作り上げた整理、つまり、まとめシートを買った方が手っ取り早い。

5.効率的な勉強法③
テキストにでてきた数字はとにかく暗記する、が前提となる。いかにその論点を理解をしていても2週間前までなのか1週間前までなのか、500万以下なのか300万以下なのか、その数字に明確な論理はない。そして選択肢が数字を入れ替えてきたりする以上、覚えるしかない。

6.効率的な勉強法③
とはいえ、暗記したものは忘れるので、理解をして過去問を解いたら、また試験直前にがっつり暗記し直す。2次と関連がないことから、暗記部分は短期記憶に任せる、という割り切りも大切である

いづれにせよ1年で笑顔でグッバイしたい科目である(個人的に科目の内容自体は面白く、診断士としてこれくらいは知っておいた方がよいという知識が多いように感じる)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?