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僕と性別のこと。

トキです。

そもそもでこの事をまず書くべきだったなぁと思い、性別について書くことにしました。

物心つく頃にいろいろあり(さらっと書くには長くなるので省略。いつか書くかも)、スカートが苦手に。
中学に上がる時母親に「あんたは学ラン着るんだもんね笑」と冗談交じりに言われていて、本当にそうならどんなにいいかとすら思っていました。

小学校4年からかなりオタク気質で、好きな漫画のキャラクターがプレイボーイなタイプだった為憧れる。
モテる男になりてぇ…(今でもな)
その頃〜女性としての成長期に、ぼんやりと「男の子に産まれたかったな」と思うようになりました。

嫁さんと出会って初めて付き合ったのは中1の時。
所属していた文化部内で、女の子同士の疑似恋愛をしている先輩がおり、それを真似て嫁さんから「私とあなたは付き合ってるよね?」とごっこ遊びが始まったことがきっかけ。そこから本気になるには時間は要らなかった。
だって嫁さん可愛かったし(超重要)

そこから大学4年まで、嫁さんとはくっついたり離れたりを繰り返していました。
別れている間は、交流はあるもののお互い男性や僕は他の女性と、付き合ったりいい感じになったり振られたり。特に僕に関しては男女間をどっちつかずにフラフラしていました。
服装も男性寄りになったり女性寄り(スカートを履いている時期もあった。レア。)だったり。

一番の問題は、男性と付き合うとすぐに飽きてしまうこと。
付き合うまでのプロセスは楽しいのですが、手に入ると途端に飽きてしまう。物心つく頃のごたごたもあったのか、男性には踏み込む事が出来なかった。
女性の場合は付き合った後も、どこにデートに行きたい、あれを一緒に食べたいと自然に考えられるので女性と付き合う方が自分には合っているなと感じるように。それでも、自分自身の性は「男」か「女」かどちらか決めなければ、と思っていました。決められなくて苦しかった。

そして「女性と付き合ってたいなぁ。場合によっては同意でカモフラの結婚相手探すか。」なんて考えていた、2011年。翌月には大学4年になる年。
東日本大震災が起きました。

お互いその時相手が居なかったので、一人で居るよりはと嫁さんの部屋に期間限定で転がり込みました。

当時就活生で内定が無く、会社説明会や面接も軒並み中止に。アルバイトをしていた映画館も、レジャー施設ということで営業自粛。
やる事がないまま、家事をこなしていました。

この時一緒に居たことが、今嫁さんと居るきっかけになっている気がしています。

なんの時だったか、嫁さんの住むアパートに続く坂道を夜に二人で登っていた時に彼女が言った。

「男でも女でも、どっちでもいいんじゃないかな。」

それまで頑なに「どっちかに決めなきゃ!」と思い続けていた僕には衝撃的な言葉でした。
決めなくても良いんだ。

「男」
「女」
「男でもあるし女でもある」
「男でも女でもない」

そのどれでもなく、「性別を決めない」と決めました。

暫定的に、「中性」が一番表現としては幅が広いので中性としよう。
性別を決めていないけど体は女性だ。
その上で女性の方が好きだからレズかな。
でも男性と付き合えなかったわけじゃ無いしバイでもあるかな。

それくらいのユルい考え方です。

一番「決めなきゃ」と躍起になったのは高校生の頃。
周りに彼氏がいる子もいるし、自分は女性とも付き合っている。
「早く決めなきゃ」と無意味に焦っていたと思います。

今になって思うのは、そういう多感な時期に、
「無理に決めることないよ。ゆっくりでいいよ。決めなくたっていいんだよ。」
そう言ってくれる大人が居たら良かったなぁなんて。
だからもし若い子で同じように焦っている子がいたら、そう言いたい。
「決めない」と言う選択肢もあるよって。

「性別を決めない」と決めてから、生きるのがとても楽になった。悩みがひとつ無くなったんだから当たり前ですね。
男性向けも女性向けのものも、気になったら迷わず手を伸ばせるようになった。
服は相変わらずメンズばかりだけど。

どちらでも良いんです。僕の性別は僕だから。

₍ᐢꙬᐢ₎サポートいただけたらめちゃくちゃモチベーションが上がります! 良ければ一緒になにか面白いこととか出来たらうれしいです。