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オカルト好きのスイッチを入れる。 「ほんとにあったOBAKEのライブ8」感想

トキです。

1/19(土)渋谷のKitchen&bar MORISを貸切って行われた表題のイベントに行ってきました。備忘録です。
本当に備忘録です。

OBAKEとは、
キャプテンストライダムの永友聖也さんと、歌にイラストレーターにと幅広く活躍されているアーティストのn umaさんのユニット。


オカルトをテーマにしていて、過去のイベントもなかなか楽しそう。
詳しくは下記をご参照ください。
http://numasetsu.heteml.jp/obake_vol8/

そして今回のゲストはカトウタロウさん!
レキシでの活動有りの3人でのイベントです。

何を隠そう僕は、地獄先生ぬ〜べ〜や映画学校の怪談シリーズで育った世代。
大学で卒業単位取ったあとに「あとは好きなこと勉強しよう」と、専攻学科に全く関係ない民俗学や江戸風俗(スケベな意味ではない)なんかの講義をとっていました。
銀河鉄道の夜を始めとした宮沢賢治の世界観も好きだし、ホラーは見れないけどテレビの恐怖映像レベルなら今でも観ます。

行くっきゃない。(何かのスイッチが入る)

お店を貸し切ったアットホームな雰囲気のイベントでした。
ワンドリンクをオーダーする際に「スペシャルメニュー」が目に入りました。

カクテル 七福神の生き血

…?!

イベントの前、日中時間があったのでAmazonPrimeで「デンデラ」という、姥捨て山に捨てられた老婆たちの集落の映画を観ていて、そこで子熊の血を飲むシーンがありまして。
まさか子熊の血を飲むなんてレアなシーンを見たその晩に「七福神の生き血」なんてネーミングのカクテルを見ることになるなんて…
今日は血と縁がある日なのか…?と思いつつ、一杯目は緑茶梅酒。

この日は前後半それぞれ5曲演奏の計10曲。
予習というわけではないですが、YouTubeで聴いてた楽曲もちらほら聴けて良かったー!
永友タロウの「失敗パーマネント」はMVが可愛すぎて好きだったから嬉しかった。
途中タイトルが分からない曲があったけど、あれが「鼻持ちならない上司」かな。あれすごい格好いい。
OBAKEの曲は「こっくりくん」が好きでした。また聴きに行きたい。
過去のイベントで3時間超えで4曲とトーク中心な回もあったそうなので、この日は割と音楽中心。

ざっと出たトーク内容を箇条書きで。

前半
・オープニングトーク(n umaさん曰く「上澄みの会話」)
・n umaさんが田無あたりの西武線からビークルの生霊を見た
・お面は便利
・最近怒った話
・永友怪長がハエを説得した話
・n umaさんとビデオ屋のおじさん
・タロウさんの父方の実家とお父さんとレンタルビデオ屋の話
・ロッキー1~15

後半
・「うちもロッキーでした」なお客様がいた
・「自分にとってのオカルトな1枚」
・タロウさんとツインピークス(洋ドラ)
・怪長とY.M.C.A
・n umaさんとベン・ハーパー「チベタンフリーダムコンサート」
・「バーベキュー」の発音が気になりすぎる恐怖映像
・n umaさんが学生時代過ごした曰く付き物件
・レキシネームならぬOBAKEネーム

あっという間の2時間40分でした。(もっと長くてもいいくらい)

タロウさんがいるからなのか割と下ネタ大目。
オカルト、ホラー、民俗学と性は密接に関わるから仕方ないね。死生と人の暮らしなくしてそれらって存在しないからね。もちろんそういう話題ではないけれど笑

ロッキーのくだりは、どの家もお父さんたちは必死にいやらしビデオを隠してきたのだな。と、ある意味こういうことの掘り起し(されたくはないとは思うけど)はいずれ民俗学的な見方も出来るかもしれないですね。隠し方の遍歴というか。
カムアウトした際の割といい話を最近書いたばかりでごめんだけど、父はいやらしDVDの中身だけをCDケースに移して箪笥にしまってたなぁ…
それを見つけたとき、ジャンルというか方向性の趣味趣向が自分とほぼ同じで驚きましてね。あれはゾッとしたし、血の争えなさはある意味オカルトだったと思う。当時自分の興味が男体か女体か悩んでいたのに、「女体だな」ってあの瞬間ほぼ決まった気がしてます。
父さんへ、僕はいまだにそのジャンルがめちゃくちゃ好きです。

・「自分にとってのオカルトな1枚」
・タロウさんとツインピークス(洋ドラ)
・怪長とY.M.C.A
・n umaさんとベン・ハーパー「チベタンフリーダムコンサート」

この部分が特に好きだった!
ツインピークスはタロウさんが学生時代に好きだった洋ドラで、そのサントラを紹介していました。不穏な空気が立ち込める作品だそうで、み、見たい…!!!!
以前はAmazonprimeでも観られたようですが、今は映画版だけのよう…しかもレンタル…
ツタヤディスカス申し込もうかな…
個人的にこの手のオカルトっぽい洋ドラは、NHK教育でやっていた「ミステリー・グースバンプス」が印象に残っている。子供向けながらに気持ち悪さがまとわりつくような空気感のドラマで、一番覚えているのはハロウィンの呪われたお面が顔から外れなくなる話。

怪長とY.M.C.Aの話は、可愛すぎてもはやオカルトだったと思う笑
「人を狂わせる曲」。まさしく…!!!
今そんな子居たらびっくりした後めちゃくちゃ笑う。
何が君をそこまで駆り立てるのかと聞きたい笑

n umaさんのギターの原点な話。
イベント始まってからn umaさんのギターとか電子楽器(名前がわからん)が、めっちゃ面白いなー格好いいなー!(感想が子供)と思ってたのでその日にこんな話題を聞けて良かった。スライドギターかっこいいなぁ〜
あと、あのコナミの音ゲー(jubeat)みたいなのの見た目がエモすぎる。

終始「自分だったらオカルトな1枚、何かなー」とか、色々考えながら参加できたイベントでした。

永友怪長のエピソードが一々ほのぼのして可愛いのにも、めちゃくちゃ和んでしまった。
永友タロウはまだ見に行ったことが無いので、今年は行きたいなぁと思うと同時に、またOBAKEのライブも来たいなと。

いや、怪長と少しだけ柳田国男の話をさせていただいたんだけど、この手の話が出来る事ってまぁないからほんと嬉しくてですね…!!!!
相手が相手なのもございますがちょっと手放してた本買い戻したよね…!!!!早く届けー!!!!

民俗学とかこの手の話したの、去年の今頃にゴールデン街で隣の席だったお兄さんと、銀河鉄道の夜と宮沢賢治について熱く語り合った時ぶりだったからほんとね!!!嬉しくて!!!!あの時のお兄さんお元気ですか!!!!!グスコーブドリの伝記は観れましたでしょうか!!!!
ぜひそっちの路線(民俗学と伝承)のテーマでもやってほしいです。
古典落語の怪談話とかも面白そう。

都市伝説も好きだけどね。
元ハローバイバイ関さんは、都市伝説よりもワイ!ワイ!ワイ!やってた頃の、吉本ブログ大炎上させてた頃が一番オカルトだったと思う。

手塚治虫の短編集も探そう…買うが早いか図書館か…

ちなみに「七福神の生き血」も飲みました。
もちろん「デンデラ」の当該シーン同様、「甘ぇ…」と思いながら。
七福神は間引きによる島流しにされてる障害や疾患を持っている人説、結構好きです。
日本人は差別迫害してから災害が起きると、その差別対象を神様にするからね。崇徳天皇とかね。
崇徳天皇は歌川国芳が描いた憤死の瞬間の浮世絵が好き。あと百人一首の句。
だめだ何時までも書ける。終わります。

ちょっとオカルトとかそっちの好きのスイッチが久しぶりにオンになったので、かなり楽しめました👻

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