見出し画像

有名企業Mgrの独立後年収

フリーランス (一人法人) が前提だけど、辞めた直後の1年~2年が売上的に最大になる方が多いように感じる。事業会社出身だと1000万~3000万くらい。コンサル出身だと2000万~4000万くらい。多い方でも7000万くらいで、1億超えるのはチームアップして請けられる方。そういう人はたいてい、個人ではなく会社を大きくする方向を選ぶ。

つてによる発注も再現性には限界があるので、独立して数年以内に固定客をつかむか、営業スタイルを確立して新規受注を安定させないと徐々に案件数が減っていく傾向にあると思う。また、新規顧客に対して自分の実力を示せる明確な実績がないと、受注率に加えて単価も下げざるをえない。競争が生まれるからだ。

それができない場合はエージェントに登録することになるが、コンサルティングファーム出身者かエンジニア・マーケターなどニーズのあるスキルがないととにかく安定しない。EPR構築経験がある人は10年は食っていける気がする。

エージェントに登録すると、これまで直接契約していた時に比べ30%~50%。高い場合は70%程度のマージンを取られることになる。これを高すぎるという人もいるが、コンサル会社の労働分配率も50%くらいなのでそんなもんだと思う。営業やマーケというのはとにかくお金がかかる。

そういうわけで、この時点で結構手取りが減ることになる。

フリーになって実入りを多くしたいなら、営業・ブランディング・法務・総務・経理といった、それまで会社がやってくれていた機能を個人でより高効率で再現できることが必要。現代はクラウドソーシングやSaaSでそれが可能、というのがフリーランスが有利なひとつの理由になっている。

古い会社の非効率なシステムより、月数千円のサービスの方がよほど生産性が高い。

自由を求めて会社を離れる人は多い。ただ、自由というのは「断る」という選択肢を持って初めて実感できる。食っていくのに精一杯という稼ぎだと、独立しても会社とは別のしがらみに囚われるだけだったりする。

photo by Mike


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?