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能登・七尾市ボランティアで感じたこと

2/28〜3/2にかけて、能登・七尾市で災害ボランティアに参加して来ました。
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元々大学の友人と卒業旅行で訪れる予定だった能登・七尾
旅行の計画を少しずつ立て始めていた矢先、平穏なお正月の夕方に緊急地震速報が飛び込んできました。
最大震度7、津波警報発令。その時居た埼玉でも揺れを感じました。
同時に咄嗟に現地でお世話になる予定だった森野さんの身を案じました。
そして旅行には行けないと察し、初めはそのことに対するショックが大きくありました。

その後、被害のなかった栃木で卒論提出に追われているうちに、能登のことを気にかける時間は減っていきました。
そんな時に、一緒に旅行に行く予定だった友人から宇都宮Vネットでのボランティアに誘ってもらいました。しかし、その時は危険とわかってボランティアに行くべきか葛藤したのを覚えています。

最終的にボランティア参加を決めたのは、建築を学ぶ身として現地に赴こうという姿勢よりも、初めての災害ボランティアで新しい自分を見つけられるかもしれないという期待の方が大きかったかもしれません。

こうした経緯で参加した能登での災害ボランティアでの活動や思いをnoteにしました。
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3/1まで滞在していた西岸では町中に地震による被害の跡が残されていました。
ボコボコに隆起・沈降した地面、基礎から脱落してしまった柱、建物自体が傾いてしまっている家屋、ガラスが割れてブルーシートで覆われた窓、潰れた家屋の下敷きになった車、崩壊した土蔵の土壁、至る所に落ちている立派な能登瓦。
建築を学ぶ身として実験ではわからない現実を見て、勉強になることも多くありました。

建築は町の中で大きな質量を持ちます。
いま進もうとしている進路は、災害で潰えてしまいそうな文化を上書きしてしまう立場にあるのではないか。自分自身について考え直すきっかけにもなりました。

活動としては、崩壊した土壁の撤去や半壊した家屋の家財整理、移動式子供たちの遊び場プレイカーの施工手伝い、物資拠点の間仕切り施工など、多岐にわたりました。
現地の方が投げかけてくれる笑顔の「ありがとう」にはたくさんのエネルギーをもらい、活動を共にした方が楽しそうにしている姿にはボランティアの本来の姿を見たように感じました。
今の日常のありがたさを再確認し、自分の信念を全うしていこうと。

今回お世話になった森野さん宅で、滞在したみんなで囲んだ鍋や瀬戸さんが採った牡蠣、豆から引いたコーヒー、白熱のUNO、リノベルームツアー、林業トーク、災害復興の現実トーク、音の大きめな蓄音機、ロキさんが見せてくれた立派なヨット、これらもいい思い出です。
少し不便だけどデジタルにはないアナログな楽しさ最高でした。
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3/1から3/2にかけてお世話になった古民家民宿「じろざみ」では、西岸での活動とは全く異なり、古民家改修のお手伝いをしました。
どれだけ力になれたかは正直わかりませんが、じろざみにもいつか泊まりに行きたいと思います。

熊本支援チームのみんなと一緒に1日過ごして、いろんなバックボーンを持った方たちと交流して、行動力に驚かされました。みんなが本当に優しくて、出会って2時間後には小さな炬燵に11人でぎゅうぎゅうで暖を取ってました。
みんなのおかげで楽しい時間を過ごすことができました。
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4日間で滞在を受け入れてくれた森野さん、活動に同行した和樹とはまりょー、湧土くん、はんさん、けいたさん、Vネットの皆さん、出会った現地の方々、活動を共にした皆さん。

本当に貴重な経験をすることができ、充実した時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

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