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【臨床日記】立つだけで足のアーチを刺激する?インソールの矛盾

足のインソール(足底板)ってたくさん出てますね。
履くことで力が発揮できたり、バランスが良くなったりして体が変わる!みたいなものが多いです。
確かに、足の威力は半端ないです。

でもですね、靴履いてる動物はいないわけです。
インソールがないと健康ではないとか、体が歪んでしまうとかはおかしいですよね。
結局は、体の機能低下を補っているはずです。

足の機能低下のない人にインソールは必要ないはずです。
ちなみに僕には要りません。
日々サンダルかベアフットシューズを基本としています。

最近は子どものシューズにもアーチサポートがついていたりします。
サポートしないとダメな子が多いということでしょうか?
そういうのを医師が推薦しているのでよくわかりませんが、、、。

子どものアーチは歩くからできるのです。
立っていてできるものではありません。
歩き始める1歳の子どもにアーチはありません。
かっけっこを始める3歳くらいでできてきて概ね完成するのは4歳くらいと言われています。
大人と同じくらいになるのは6〜7歳くらいです。

インソールを入れたら立っているだけでアーチが刺激されるみたいなわけではありません。
歩くからできるのです。
足を使わないのにアーチを上げるという発想がナンセンスです。

また、インソールでアーチを上げるのはいいのですが、なぜ低下したのか原因はさておきというのは解せないですね。
潰れてるので支えましょうというのは、あまりにも短絡的すぎます。
アーチが下がっているのにも様々な理由があります。
その原因を考えずに、闇雲にインソールを推奨するのは僕にはできないですね。

前捻角という股関節の骨格特性によって足の向きは決まっていますが、それを知らない人が多いですね。
足の向きと股関節の形状との不一致はアーチが潰れる原因としてとても大きいです。
重心の位置も前方に移動している人が多い。
骨盤も後傾して、股関節が使えない。
もちろん靴の選別が間違っていることもあります。

インソールという魔法の健康グッズがあると思いたくなりますが、そうではありません。
機能障害や機能低下には原因があります。
原因を探らずに対症療法をしても、問題解決にはなりません。

「このインソールが手放せない!すごいいい!」
という反応は、依存を作っているにすぎないということを忘れてはいけません。
原因が変わらない限り、使用をやめれば戻ります。

インソールでサポートしながら、姿勢調整や歩行練習、そして足の機能障害の原因にしっかりとアプローチをするのであれば問題は全くありません。
僕も臨床ではそのように、インソールと運動療法の併用を薦めるすることもあります。

  • 健康とは何か?

  • 正しい足の機能とは何か?

  • 全身の中での足部の意義と役割。

  • 機能障害発生のメカニズム。

  • インソールの効果と限界。

ここら辺を理解して、インソールを使えるといいですね。

よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。