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【日記】End NoteってPagesでどう使うの?猿でもわかるまとめ〜for Mac〜

40代半ばにして手を出した文献管理ソフトEnd Note。
はっきり言ってこういうソフトにとにかく疎いので、色々と試行錯誤して慣れる必要があります。
その試行錯誤をまとめておくと、自分が読み直すときにもいいし、同じ様に苦手な人がいたら参考になるかなと思い、ここでまとめておきます。

なぜ End Note にしたのか?

以下の理由で決めました。

  • 有料だからこその安心感

  • 日本語サポート(ユサコ株式会社)あり

  • 動画での解説などが豊富

  • 歴史がある

  • 解説書も日本語

  • 学割が効く

文献管理ソフトは、End Note 以外にもあります。
Mendeley や Zetro などたくさんあります。
無料ソフトということもあり試そうとしましたが、難しく挫折しました。
そこで、日本語にも対応していて、説明も日本語でありかつ、有料だからこそのサポートや豊富な解説動画などから、安心を第一優先としてEnd Noteにしました。

無料でなんとか探したいというのであればこちらがの解説などがおすすめです。

ここからは End Note についてしか記載しないので、他の管理ソフトを使用する場合は読む必要はありません。

End Note の機能

  1. 文献の収集

  2. 文献の管理

  3. 参考文献リストの出力

僕の場合修士論文の執筆に必要だったのですが、それ以外でも講座資料を作ったり調べ物としてよく文献は収集していました。
でもPCにフォルダが乱立し、結局何がどこにあるか分からなくなっていました。
特に外付けHDに入れてしまうと、アクセスに手間がかかるので、せっかくまとめていても読まないままというのも多くあり、一つで管理したいとずっと思っていたので、この機能は今更ながら必須だったわけです。

基本操作

ライブラリー:レコード(各文献)が集まっている基本の操作画面です。各表示の幅などは自分好みに調整できます。

各レコードをクリックすると、そのsummary (要約)が右側に表示されます。Edit (編集)は、手入力でメモや情報を入れることができます。
英文を翻訳したものをこのメモに入力して保存することもできます。

取り込んだPDFには、メモやハイライトなどの書き込みも可能です。
また、自分の管理文献集の中からキーワード検索することができます。
これは、あれどこ言ったっけというときにとても有効ですね。
PCにも検索機能はありますが、webとか他のものも検索されるので、文献だけで検索したいならこちらの方がシンプルです。
また、Editなどで書き込んだメモも検索キーワードの対象になっているのもいいですね。

基本操作は動画が分かりやすかったです。
僕はマックなので、少し形式は違いましたが、構造は一緒なので、大方は理解できました。

ここで問題なのが、Pagesで文献を作成する場合の、引用方法がひと手間あるということです。
この場合は、PagesにEnd Noteプラグインをダウンロードする必要があります。

アップルのサイト
プラグインをダウンロード

このプラグインをダンロードすると、Pagesの挿入にEnd Note引用文献が新しく追加されます。

「挿入」に引用文献の追加

一手間ですが、これが済めばやっと使い始められる準備ができました。

文献収集の実際

初めは、もともと収集していたPDF達を読み込んだのですが、名前を変えていたりするとsamaryに反映されないので、今回は、これを気に全てwebからの取り込みにしました。

今までの取り込んでまた情報をリサーチしてサマリーを作っていくよりも、僕はリセットして、これから新しい文献管理の人生を歩むと決めて開き直りました。

今、ちょうど運動と免疫についてまとめようとしていたので、ここから始めました。

僕がよく使う検索サイトはJ-stageです。
まずはJ-stageでの取り込み方法をみてみます。

J-stageで読みたい文献に行くと、右手にPDFをダウンロードというボタンが出てきます。
そして、その下を見るとRIS形式というものがあります。
これが、End Noteと互換性があるものです。

ダウンロードの形式

ダウンロードに溜まったものを洗濯してクリックすれば複数のものを一度に取り込むことができます。

ダウンロードとris形式
ライブラリー画面

RISはあくまでも情報であって、PDFデータは別途検索をして取り入れる形になります。
今までは、PDFをダウンロードしてそれをファイルに管理していたのでちょうど順番としては逆な感じになります。

サポートの有り難さ

ここまではとても順調でした。
しかし、いざPagesに引用文献を挿入しようとすると、何故か「開いているEnd Noteライブラリーが見つかりません」と出てきてしまいました。

開いているEnd Noteライブラリーが見つかりません

そこで有料の有り難さ、サポートの活用です。
ユサコ株式会社のサポートから問い合わせをしてみました。
シリアルナンバーの登録をすればサポート受けられます。

さて結果はどうだったでしょうか、、、。
サポートからの返信はこうでした。

「PagesにてEndNoteから文献を引用しようとした際、
「開いているEndNoteライブラリーが見つかりませんでした」と
メッセージが表示されるとのこと、上記メッセージはPagesのプラグインの
バージョンに問題がある場合に表示されることが多いようでございます。

恐れ入りますが、インストールされたプラグインのバージョンはどちらに
なりますでしょうか。
また、Pagesのバージョンもお知らせいただきますようお願いいたします。

なお、M1チップ搭載のMacintoshをご利用いただいている場合は、
EndNote 20.1以降のバージョンで正式対応となっておりますので、
EndNoteメニュー[EndNote 20]→[Check for Update]をクリックし、
必要であれば最新バージョンへアップデートしていただきますよう
お願いいたします。」

サポートからの返信

僕のOSはBig Sur 11.4、Pagesは11.2、プラグインはv3.3でした。
M1チップではなかったので、20.1へのアップデートはしていません。
その旨を再び伝えての返信はこちら。

ライブラリが見つからないというメッセージが表示されておりますので、
ライブラリに問題がある可能性もあるかと存じます。
お手数ですがサンプルライブラリを開き、そちらから文献を挿入することが
できるかご確認いただきますでしょうか。

サンプルライブラリは Finder の [アプリケーション] > [EndNote 20]
-> [Examples] フォルダ内に保存されています。
サンプルライブラリから文献を挿入することができた場合は、
ご自身のライブラリの保存先をご確認ください。
EndNote はオンラインストレージ上(DropboxやiCloud,OneDriveなど)で
利用されることを想定して開発されておらず、非対応となっています。
オンラインストレージ上に EndNote のライブラリデータを保存した状態で開き、
利用すると様々なエラーが発生することが確認されています。

詳細は下記ページに記載がございます。
https://www.usaco.co.jp/faq/detail.html?pdid1=180

ライブラリの保存先は、ライブラリを開き、EndNoteメニュー[Library]→
[Library Summary]をクリックすることでご確認いただけます。

ライブラリデータをオンラインストレージに保存されていた場合は、
上記ページの【Macintosh のローカルな保存場所の例】と
【EndNote のライブラリデータについて】をご参照の上、ライブラリデータを
移動していただきますようお願いいたします。
ライブラリの移動後は、念のためライブラリの修復をお試しいただきますよう
お願いいたします。
ライブラリの修復方法は、下記ページに記載がございます。
ご参照いただきますようお願いいたします。
https://www.usaco.co.jp/faq/detail.html?pdid1=173

また、MacOSのセキュリティとプライバシー機能によって、EndNoteへの
連携を妨げられている可能性もございます。
下記ページをご参照の上設定をご確認いただき、[オートメーション]画面の
スクリーンショットを添付ファイルにて送信していただきますようお願い
いたします。
https://www.usaco.co.jp/faq/detail.html?pdid1=12

最後にプラグインの情報をご確認ください。

そして、ライブラリーの保存先がデスクトップでそれがiCloudと連携していることが問題の原因である可能性が出てきました。
セキュリティは特に表示されていませんでした。

さて、また指示通りに色々試したのですが、如何にもこうにもうまくいかず、、、。
ついにオンラインでのサポートでお願いすることになりました。

オンラインサポート

これが安心材料!
やはりEnd Noteにしてよかったという感じです。

結局、何のことはない原因は再起動していなかったことみたいでした。
何かしらの問題が生じていて、バグのようになっていたようです。
再起動したら何の問題もなく挿入できました。

まだ使い始めたばかりですので、これからも試行錯誤ですが、まずは使えるところまで来ました。
修士論文はPagesで書く方が野暮なのかもしれませんが、わざわざWordを買いたくないという理由ですが、まずはこれでやってみようと思います。

取り敢えずスタートには立てた感じです。
少しでも参考になれば幸いです。


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