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【ヨガ日記】ヨガをやったら怒りや不安が湧かなくなるということではない

ヨガは心を平穏にして、落ち着かせてくれます。
怒りや、不安などのマイナスの感情を低下させて、幸福感を高めてくれます。
素晴らしい方法です。

こういうヨガのいい部分だけをピックアップして表現すると、まるでヨガをすると怒りも不安もない状態に常になるような錯覚を起こしてしまうかもしれません。

前にこんな質問をされたことがあります。

「先生はヨガをしているから心がいつも平常で、楽しいとかワクワクとかそういう波がないんですよね。でも、そうなると人生の楽しみが無くなってしまうんないんじゃないですか?」

質問

確かに、波のない湖畔のような状態が瞑想や弛緩の先にあるのは正しいです。
波がないのですから、怒りや不安もありませんが、同時に楽しみやワクワクもありません。

でもですね、考えてみて下さい。
いくら平常心で生活しようとしても、日常生活ですからじっと座って瞑想だけしているわけではありません。
身支度をしたり、買い物に行ったり、家族とコミュニケーションしたり、庭の手入れをしたり、当然仕事もしなければいけません、、、。
寄付で成り立っている出家僧とは違います。
一般市民にやることは山ほどあります。

それだけ活動すれば、不運もありますしトラブルもあります。
人生というのは茨の道です。

その中で、当然怒りや不安に襲われることはあります。
当たり前です。

ヨガの練習などは、そういう感情が湧いてこないようになるということではなく、湧いてきた時に上手に対処できる術を身につけるということです。

ですから、質問であった、「人生楽しくないんじゃないですか?」の答えは、「めちゃくちゃ楽しいですよ!」です。
楽しいことを抑制してはいません。
ライブにもいきます、映画も見ます。

僕にとっては、ヨガの恩恵は、マイナスを極力少なくしてくれる方法であって、プラスを下げる方法ではありません。
もちろん、プラスの記憶や感情に振り回されると、それはそれで成功体験が忘れられないギャンブルのように、執着の対象になります。
ですから、楽しんでもスパッと忘れることも大切ですね。

ヨガの練習によって無感情の人形のようになるわけではないということは理解して欲しいなと思います。
僕の知っているグル、大先生たちも、とても人生を謳歌され、笑顔で過ごされています(笑)

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