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『あひるの空』全51巻振り返る31巻

こんばんは。なおとです。
「あひるの空」全巻振り返り!今回は31巻です。
IH予選遂に開幕です。それに伴って色々な思いが交錯するかなりボリューミーな1冊です。一緒に振り返っていきましょう!

一巻からの振り返りもマガジンとしてまとめていますので下記リンクより是非。

今回も下記フォーマットでやっていきます。

本巻の注目キャラクター
連動して読むならこの巻
さらに深読みポイント

関東大会の敗戦から息をつく間もなく遂にIH予選が始まる。クズ高バスケ部の終わりが遂に始まるーーー。

本巻の注目キャラクター

31巻のピックアップは「」です。すいません苗字わかりませんでした。

-日向武史-あひるの空-第31巻-–-漫画BANK (1)

多摩川学院バスケ部で、あひるの空ヒロインである円の元カレです。そう元カレなんです。あひるの空はバスケ漫画ではありません。高校の部活漫画なので恋愛は切っても話せない関係です。
13巻が初登場で、円たちクズ高女子の合コン相手として登場します。最初はスーパーチャラ男ですが、円が大切していたピアスをなくした時は雨の中一緒に探し何と見つけ出しています。円の連絡先を手に入れるためとは言え、普通にめっちゃ優しい奴です。この合コンを機に円と連絡を取り始めます。
バスケ部であることは判明していましたが、ストーリーが進むにつれて21巻で円と別れ、そこから物語からはすっかりフェードアウトしていました。
細かい伏線はあったものの31巻での司の再登場には驚いた人は多いのはないでしょうか。まさかクズ高男子の1回戦の相手とは。隠れた因縁ですね。

司自身とにかくチャラい奴なので、バスケはそこそこに女の子と遊ぶことに命を懸けていたので、試合自体はクズ高の圧勝で幕を閉じます。
クズ高を馬鹿にしたことを千秋に聞かれ一悶着ありますが、それをきっかけに「もう少し練習しておけば良かったなぁ」と前向きな一言が聞かれます。根っからの悪ではないですね。

百春とは円を巡って因縁があります。司の友達が、円のことをチャラ男に引っ掛かったバカ女と百春に絡んだことの出来事です。

-日向武史-あひるの空-第31巻-–-漫画BANK (3)

百春がとにかく男気溢れるいい男です。仲間を想い、そしてそれを円や他のメンバーに言わないことが男気を感じます。円に伝わってしまうと、円が悪気を感じてしまうと思ってのことでしょう。

この因縁に関しては司は全く悪くありません。司の友達が勝手にやったことですからね。

この因縁を作り出してしまった原因がいますね。そうそれは「円」です。
それでは18巻を少し振り返ってみましょう。

連動して読むならこの巻

18巻を少し覗いてみましょう。この1冊はクズ高バスケ部が再興をかけた1戦、横浜大栄を激戦を繰り広げています。しかしその裏で円は司とデートしています。
そのデートで司は円の心を読み取るがごとくに優しい言葉をかけ円を落としにかかります。

-日向武史-あひるの空-第18巻-–-漫画BANK (1)

そして、遂に

-日向武史-あひるの空-第18巻-–-漫画BANK

あらぁ~。

いや何が「深くしみ込んでいく・・・」やねんと思わずツッコミを入れてしまいました。こんな誰にでも行っている言葉に踊らされてまんまと落とされています。司の友達が言った、「司に引っ掛かる女は全員バカばっか」が腑に落ちます。
それにしても司も女の子の扱いに慣れていますね。イケメンに加えこれだチャラい優しさに惚れてしまうのも納得です。

これがこの31巻の因縁の始まりです。百春も司も千秋も巻き込んだ因縁です。さらに円はこの因縁を悪く思ったのか、IH予選1回戦にて、調子が上がらずチームにも迷惑をかけます。ただの元カレがここまで波紋するとは円自身も思いもしなかったでしょう。

しかし、幼い時の恋愛って以外とこうなのかもしれません。円と百春は両思いですが、それでもタイミングやすれ違いでうまくいかず、他の男にいってしまう。伝えたいこと恥ずかしがって言わなかったり、行動しなかったりするだけですれ違いや勘違いは起こるものです。円と百春はすれ違いが多すぎる気もしますが。

円と百春はそんなすれ違いの集大成みたいな恋愛でとてももどかしいです。
お互いに不器用で、変に真面目で、幼く。
だからこそ二人の恋愛の行方はとにかく気になります。51巻の現在も詳しい行方が不明なのでみんなで予想しつつ、見守っていきましょう。

さらに深読みポイント

クズ高バスケ部が一回戦勝利した裏で、二ノ宮率いる菊川高校が一回戦を戦っていました。相手はクズ高も対戦経歴がある黒崎学園。
菊川は二ノ宮の不調に加え4Fのファウルトラブル。それに比べて黒崎のエース籾山は絶好調。菊川が追う形となり追い詰められます。

そしてまさかの菊川一回戦敗退。二ノ宮の菊川での最初で最後のIHが幕を閉じます。
ニノはもう少し展開があると思っていたので衝撃でした。ニノ一人入ってもチームがいきなり強くなるわけではなく、チームが強くなることが如何に難しいことか教えてくれます。正直、全中最優秀選手という作中でも少しやりすぎたくらいのキャラだったので、物語をスムーズに進めるには良い退場の仕方だったのではないでしょうか。
二ノまで勝ち上がるとライバル多すぎて少しブレるような気がします。

ニノの今後の行方にかんしては33巻にて描かれます。次の転向先は沖縄です。そして空との新たなる誓い。

-日向武史-あひるの空-第33巻-–-漫画BANK

「再開は”IH”」

この二人がIHの最高の舞台で激突するを見てみたいですね。ニノなら本当にIHに行ってしまいですが。恐らくそこまで作品は描かれることはないでしょうが、想像するだけで楽しいですね。
それと同時に「友達」の存在も考えさせられるいい話です。出会いと別れ。そうやって少しずつ大人になっていくんですね。

31巻は過去の因縁に始まり、恋愛、友達との別れとボリューム満点でした。次に32巻ではさらに深い問題に触れていますので一緒に振り返っていきましょう。

それでは32巻でお会いしましょう。

下記購入リンクです。


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