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橿原神宮

『日本書紀』において、日本建国の地と記された橿原。

神武天皇が第一代天皇として即位されたのが今からおよそ2,600余年前のことです。その神武天皇が、豊かで平和な国づくりをめざして、ここ橿原に橿原宮を創建されたそうです。

橿原神宮のキャッチフレーズは、「日本のはじまり」。

日本の歴史と文化の発祥の地と称する橿原は、日本の原点なのかも知れません。

表参道広場からのアプローチは、一の鳥居をくぐり、両側に橿の並木が続き、100mほど歩くと神橋広場を通過し、宮川にかかる神橋を渡ると二の鳥居になります。参道はここから一線になり、南神門広場に至ります。

南神門を横目に手水を済ませ、南神門の石段を上がり神域に入ると、広い広場が開け、立派な外拝殿の前に進みます。行けるのはここまでで、ここから本殿に向かってお参りします。

外拝殿は、正面に内拝殿が見え、内庭を囲むように長い回廊があり、内拝殿の屋根越しに幣殿の千木・鰹木が金色に輝いてそびえています。

どの社殿も目を見張るほどの名建築。その荘厳で整然とした佇まいに圧倒されます。

神武天皇のここを起点にした国づくりの息吹が感じられるすばらしい神宮です。