【通信】実用化!?Wi-Fiより速いLifi
皆さんお疲れさまです。
中村です。
今日は3月8日国際女性デーです。
1904年にニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となって、国連により1975年3月8日に制定されたとのことです。
今日は何の日?を調べると知らなかったことが多いので勉強になります。
そして、今回はガラッと内容が変わりWi-Fiよりも速いとされるLifiについてです。
1.Lifi(ライファイ)とは
「LiFi(ライファイ)」とは、「Light Fidelity」のことで、WiFiよりもずっと速い、LEDを使用した光無線通信技術のことです。
このLiFi技術については昔から存在していたものの、なかなか実用化に至らぬまま2022年になりました。
しかし、ついにpureLiFi社のような専門企業が頑張って、この新しい無線通信技術を家庭に普及させにきたところまできました。
2.光を使う無線技術
まずLiFiとは何か。
Wi-Fiは電波を利用しますが、Li-Fiは可視光を利用する無線通信です。
例えば、電球は光の一部を赤外線で放射していますが、LiFi技術はその目に見えない光を利用してデータを転送するもので、超高速で切り替わるLED電球の赤外線波や紫外線波の光スペクトルを利用します。
LiFiはその性質上、WiFi通信の置き換えを想定したものではありません。
光が壁を通過することができないので、電球をすべて交換しない限り、LiFiのみで家全体をカバーするのは難しいです。
街灯など、既存の電球にLiFiを搭載することにより、無線接続をサポートするための技術という位置づけです。
また、信号を受信する機器が光の届く範囲にいないとデータの受信ができないため、安全性が高いことも特徴。
課題はどの端末がLiFiで接続できるのかですが、小型コンポーネントを搭載した機器であれば接続に可能になります。
3.今後の製品化
LiFi接続モジュールは、タブレット、スマートフォン、テレビといったあらゆる機器の一部として搭載することが可能です。
今回、Mobile World CongressのpureLiFiのブースでは、従来のスマートフォンにこのモジュールを搭載したケースをつけて、テレビに別の受信機を接続する試験が行われました。
両方とも使えるようにするためには、小さな回路を搭載した電球を装着したスタンドライトからLiFi信号を発する光の範囲内にいる必要があります。
スマートフォン等は、通常のWi-Fiとまったく同じようにLiFiネットワークを解釈するので、接続には特別なソフトウェアは不要です。
ネットワークの接続画面からどのネットワークに接続するか選ぶだけです。
同時に複数のネットワークに接続する場合は、スマホ自体が常に電波状態のよいものを選択します。
pureLiFi社としては、LiFi搭載デバイスを一般消費者に販売するのではなく、他のモバイルメーカー等にコンポーネントを販売し、メーカーの機器に組み込んでもらうことを目指しています。
レシーバーもエミッターも、ディスプレイやガラスバックなど光を通すものであれば、部品を搭載することができます。
システム的には商用化まできています。
各通信キャリアが研究しているとのこと。
今までWi-Fiで低速になる現象もLifiで解消されたら嬉しいですね。
以上、中村のブログでした。
中村尚渡
※出典:wifi情報館、ギズモードジャパン
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