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僕がALLYOURSの木村さんと出会って衝撃を受けたプロダクトの作り方

ALLYOURShttps://allyours.jp)といえば、CAMPFIREで24ヶ月連続クラウドファンディングに挑戦する、というフレーズで一躍有名になったアパレルブランド。今では池尻大橋に実店舗も構えていて、飛ぶ鳥を落とす勢い。僕は2月に代表の木村さんと直接お話しさせてもらう機会があって、その考え方、プロダクトの作り方に衝撃を受けました。それは非常に本質的で、業界としては非常識なものだったからです。

ALLYOURSは機能的な服を作っているブランドだと思ってた

実際にALLYOURSの服は本当にユニークなものばかり。僕はHIGH KICK JEANSを購入し、愛用しています。このデニムは試着して速攻で買ってしまったプロダクトなのですが、何が凄いかというと「履いている気がしない」んです。単純にオーバーサイズで締め付け感がない、ということではなく、生地が身体にかけてくるあらゆる負担が軽減されているというか。本当に楽なんですね。これを手に入れてしまってから、他のデニムに戻れなくて困っています(笑
■HIGH KICK JEANS https://coop.allyours.jp/project/4

そこで木村さんに質問してみました。「機能的な服を作ろうと思って素材を探し、製品化しているのですか?」と。言うなれば機能first。面白い機能的な服を作ろう!という発想かと思ったのです。その時の返答は以前twitterで呟いたこちら。

もしかしたら「普通じゃん」と思うかもしれないけれど、「まず何が目的なのか」はものすごく重要だと思うんですね。ALLYOURSの場合、かっこよさだとか機能性だとかではなく、「生活のストレスを無くしたい」というところがスタートなわけです。これってやはり本質的なことだと思ったんです。そのあたりのことは、ブランドコンセプトからも滲み出ていました。
■ブランドコンセプト
https://allyours.jp/brand/deepers-wear/

アパレルでこれをやれちゃうのが本当にカッコいい!ALLYOURSは業界の異端児だ!

もし僕がアパレルブランドを立ち上げたとしたら、絶対に「デザイン性」から入っちゃうと思うんです。カッコいい服作りたいなって。もちろん機能性も重要なので、デザイン性を担保しつつ、いかに機能的にするか。そんな風に考えると思います。
でも木村さんはこんな発言をしています。
「世界で一番ダサいブランドを目指す」
いやー、痺れました。「カッコいい」を捨てることって本当に難しいことだと思うんです。「生活のストレスをなくす」ということからブレない。これには本当に感動しました。ボウサイをデザインする・yamory(http://yamorybosai.com)で僕の会社でもプロダクトを作っていますが、ちょっと恥ずかしい気持ちになりました。あぁ、もっとシンプルにストイックに目的を設定して作っていくべきだったと。まさに目から鱗でした。

そんな木村さんにもっと深く話を聞きたいのでイベントをやることにしました!

公私混同なのですが(笑)僕自身がもっと深掘りして話を聞きたい!と思い、6月8日に名古屋で木村さんとのトークイベントを開催することにしました。ALLYOURSのものづくりの考え方について木村さんから直接お話しを聞かせて頂くとともに、公開処刑を覚悟で僕がyamoryで作ってきたプロダクトとその考え方もお話しさせていただきます。参加をご希望の方は、大ナゴヤ大学の授業として行いますので、生徒登録(登録は無料。授業は有料。)をしてお申し込みください。

■イベント詳細はこちら

ありふれたフレーズですが、今の世の中はモノで溢れかえっています。消費を前提にモノが作られる。経済としては正解だと思うのですが、果たしてこのままで良いのだろうか。みなさんの中でモヤモヤしている方も多いはず。そんな方はぜひ6月8日にお会いしましょう!

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